クラブ試打 三者三様

キャスコUFOを西川みさとが試打「コンセプトが好き」

2020/01/14 05:00

キャスコ「UFO by パワートルネード」の評価は!?

ドライバーとウェッジの間をすべてカバーできるユーティリティ「UFO by パワートルネード」をピックアップ。フェアウェイウッド相当のロフト角15度(♯33)から、ショートアイアン相当の38度(♯99)まで、すべてがウッド型UTとなっている革新的クラブを、ヘッドスピード(以下HS)の異なる有識者3人が採点。まずはHS40m/s未満の女子プロ・西川みさとが試打評価を行った。

ロフト角30度(♯77)が抜群 シャフトの太さに難色

―率直な印象は?
「フェアウェイウッドやロングアイアンが苦手という人が多いので、すごく良いコンセプトだと思います。個人的にはロフト角30度(♯77)が抜群に良いと感じました。ボールは上がりやすいですし、同様のロフト角のアイアンより飛距離をやさしく出せる印象を受けました」

♯33、♯55、♯77… と番手は同数の二桁表示

―他の番手は?
「ロフト角22度(♯55)と15度(♯33)の2本は、ユーティリティっぽく構えて良いのか、フェアウェイウッドのように構えて良いのか、初めは少し戸惑いがありました。ただ、慣れてくると違和感なく、自然に構えることはできました」

ソール後方の出っ張りがUFOチック…?

―どちら寄りに構えるべき?
ちょうど真ん中くらい…(笑)。ユーティリティほど打ち込む必要はなく、フェアウェイウッドほど払い打つ必要もない。本当にちょうど真ん中の感覚で構えると、良い結果を出せることが分かりました」

ブラックのフェースで締まって見える

―他に気になる部分は?
「“やさしさ”がコンセプトだとは思うのですが、逆にフェースの反発力が高く、ボールが上がらない感じがしてしまいました。ロフト角30度(♯77)では気にならなかったのですが、ロフト角22度(♯55)と15度(♯33)の場合、もう少し弾道が高いほうが良いなというのが正直な感想です」

長い番手の弾道の高さを気にする西川

―ヘッド形状は?
「ズバリ面白いと思います。ヘッドよりもシャフトの太さのほうが気になりました。ヘッドが大きく見えないように、シャフトを通常サイズより太くして、違和感なく構えさせようというメーカー側の配慮とは思うのですが、全体的にクラブを重く感じてしまう太さだったので、非力な私にはちょっと扱いにくいなと…」

高さが思うように出なかった♯55と♯33

―どのような人向き?
「ある程度パワーがないと、ロフト角22度(♯55)と15度(♯33)の2本は、ボールが上がらないと思います。ロフト角30度(♯77)なら女性でも打てそうですが…」

打感と構えやすさが△【総合評価3.9点】

試打結果は♯77、♯55、♯33(計3本)の平均値

【飛距離】4.5
【打 感】3.5
【寛容性】4.0
【操作性】4.0
【構えやすさ】3.5

・使用クラブ:♯77(ロフト角:30度)、♯55(22度)、♯33(15度)
・使用シャフト:「Falcon shaft」/硬さR
・使用ボール:ロッテ葛西ゴルフの専用レンジボール(ツーピース)

取材協力/トラックマンジャパン株式会社、ロッテ葛西ゴルフ

■ 西川みさと プロフィール

1977年7月10日生まれ、埼玉県出身。専大時代の1998年に「日本女子学生選手権」で優勝。大山志保古閑美保らとともにナショナルチームで海外大会に出場した。2002年のプロテスト合格後は、飛距離こそ出ないものの、ショートウッドを巧みに使う技巧派として、美しいスイングを武器にレギュラーツアーで人気を集めた。

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