クラブ試打 三者三様

ゼクシオ イレブン FWを筒康博が試打「HSを速く出しやすい」

2020/03/26 05:00

ダンロップ「ゼクシオ イレブン フェアウェイウッド」の評価は!?

「ゼクシオ」シリーズ11代目のフェアウェイウッド(FW)は、ドライバーやアイアンと同じく、「ゼクシオ イレブン FW(以下イレブン)」「ゼクシオ エックス FW(以下エックス)」の2枚看板となっている。今回は歴代モデルを踏襲した“正統進化”と呼ばれる「イレブン」をピックアップ。兄弟モデル「エックス」と比較しながら、ヘッドスピード(以下HS)の異なる有識者3人が採点。変幻自在に球を操るクラブフィッター・筒康博は、どのような評価をくだすのか!?

「全体のバランスが秀逸」

―率直な印象は?
「シャフトとヘッドの重量バランスのおかげで、HSがすごく出やすくなっている印象がありました」

―HSが出やすい…?
「はい。これまでの『ゼクシオ』シリーズの中でも、ここまでヘッドとシャフトとグリップ、3点のバランスが良いモデルは無かったように思います。トップの位置で、手元とヘッドに時間差を作りやすい。結果的に、それがしなりのエネルギーにつながっている。そんな感覚がすごく印象に残りました」

トップでのしなり感がポイントという筒

―飛距離性能は?
「FWはヘッドが小さく、しかもセカンド地点で使用する場合は、地面の上のボールにミートさせる必要があるので、どうしてもHSが落ちやすいクラブです。ですが、この『イレブン』はスピードが落ちにくく、しかもミートしやすい。FWでも飛距離を落としたくないというユーザーには、最適なモデルではないかと思います」

―「エックス」と比べてどう?
「『エックス』は『イレブン』よりやや重量感があり、どちらかというと同じ住友ゴム工業社製の『スリクソン』シリーズに近い、ヘッドが利いている感じがあります。FWは全体的に軽すぎてしまうと、私のように上半身の力だけで打ってしまう人には難しく、重量感のあるほうが地面の上のボールを当てやすい。そういう点でいうと、『エックス』のほうがやさしいと感じる人は多そうです」

左が「イレブン」右が「エックス」。イレブンはややつかまり顔

―評価項目【打感】が5.0点満点ですが?
「やはり打音が心地良かったです。弾くような高めの音が強すぎると、どうしても敬遠する人がいると思うのですが、『ゼクシオ』シリーズの打音は万人受けする気持ち良さがあります。高音だけどキンキン耳に刺さるような音ではない。遠くへ響く感覚で聴いていて気持ち良いです」

―【操作性】は3.5点とやや低めですが…?
「要因のひとつは、この重量感です。FWの重量が軽いということがメリットに感じる人もいれば、デメリットに感じる人もいます。シャフトのしなりについても同様です。それとフェースがややつかまり顔なので、僕のようなフック系が持ち球の人には、アドレス時に少し左を向いている印象を強く感じてしまうデメリットが考えられます」

ゼクシオユーザーには納得のFWモデルと評価

―どのような人向き?
「スピン量が足りなくて、右へのミスが多く、ダフってしまうことが多い人に向いているFWだと思います。ミスなくボールにコンタクトさせやすく、しかも飛ばせる。FWが苦手でスライスに悩んでいるという人に向けたモデルではないかと思います」

飛距離と打感が満点! 【総合評価4.2点】

【飛距離】5.0
【打 感】5.0
【寛容性】4.0
【操作性】3.5
【構えやすさ】3.5

・ロフト角:15度(3W)
・使用シャフト:ゼクシオ MP1100 カーボン/硬さRとS
・使用ボール:ロッテ葛西ゴルフの専用レンジボール(ツーピース)

取材協力/トラックマンジャパン株式会社、ロッテ葛西ゴルフ

■ 筒 康博 プロフィール

プロコーチ、クラフトマン、フィッターとしてプロアマ問わず8万人以上のゴルファーにアドバイスを経験。江東区・インドアゴルフKz亀戸内「ユニバーサルゴルフ スタジオ」トッププロファイラーを務める。

クラブ試打 三者三様 ダンロップ編 記事一覧