クラブ試打 三者三様

G710アイアンを万振りマンが試打「アイアンNo.1かも」

2020/06/13 05:00

ピン「G710 アイアン」の評価は!?

2019年の「三井住友VISA太平洋マスターズ」にて、アマチュア優勝を達成した金谷拓実(東北福祉大)が使用していたことで話題となったピン「G700 アイアン」。その後継モデルとして登場したのが、同社史上最高の慣性モーメントを誇る「G710 アイアン」だ。今回は「G700」と比べながら、ヘッドスピード(以下HS)の異なる有識者3人が採点。フルスイング系YouTuber・万振りマンは、どのような評価をくだすのか!?

「アイアンの中で一番好き」

―率直な印象は?
かなり高評価です。アイアンの中で一番好き、といっても過言ではないかもしれません」

これほどの評価を言わしめるズルすぎる飛び系アイアン

―それほど高評価…?
「はい。狙った位置に真っすぐズドン!と飛んでくれますし、飛距離も思っていたより出ていたと思います。スピンもイメージ通り効いてくれました。アイアンに欲しい要素が詰まっていて、このまま(純正シャフト NSプロ 950GH neo/硬さSのまま)ラウンドで使っても良いスコアで回れる気がしました」

スッキリした見た目と疎水性の高い仕上げ

―飛びすぎることはない?
「よく飛んではいましたけど(7Iで総距離平均:180.1yd)、縦の距離は練習すれば合わせられると思っていますので、あとは慣れの問題かと。距離よりも直進性と寛容性の高さ、あと扱いやすさが私の中で評価が高い理由となりました。総合するとアイアン型ユーティリティのような、非常に扱いやすいモデルではないかと思います」

銀のG700と比べてヘッドの意識が高まったと万振りマン

―「G700」と比べてどう?
「『G700』より確実に飛びますし、曲がらないと思います。あと見た目が黒ヘッドということで、すごく締まって見える分、ヘッド自体がくすんで見えず意識しやすい。ヘッド軌道が意識できるので、ボールに対してヒットさせやすいと思いました。ややグースが入っていたので、その部分で好き嫌いは分かれると思いますが、どちらにしても結果は付いてくるアイアンと言えそうです」

G700と比べてかなり飛距離性能が上がったと評価

―打感の印象は?
「イマドキの弾きが強いタイプではない印象ですが、やわらかさの上にボールを押し込めていける部分があり、飛距離を出しながらスピンも思うように入れることができる。7Iでこれだけ飛ばせれば、4Iや5Iであれば230~240ydは飛ぶと思うので、このセット(アイアンセット)だけで18ホール回ってみたくなるような、スコアを作っていけるモデルという感じがしました」

やや右に曲がる球筋が多かったが弾道は強かった

―どのような人向き?
「最近、飛距離が落ちたなーと悩んでいる人に、ぜひ使っていただきたいモデルです。アスリートゴルファーでなくても、問題なく扱えますので、シニア層から初級者まで飛距離を求めるユーザーなら誰にでも、試していただきたいアイアンです」

すべて4点台 穴なし高評価 【総合評価4.3点】

【飛距離】4.5
【打 感】4.5
【寛容性】4.0
【操作性】4.0
【構えやすさ】4.5

・ロフト角:28度(7I)
・使用シャフト:NSプロ 950GH neo/硬さS
・使用ボール:昭和の森ゴルフドライビングレンジ 専用レンジボール

取材協力/トラックマンジャパン株式会社、昭和の森ゴルフドライビングレンジ

■ 万振りマン プロフィール

登録者2万人超えのフルスイング系YouTuber。2017年よりYouTubeにて「-Mr.FULLSWING MEN-万振りマン」チャンネルを開設し、数多くの試打動画をアップ。豪快なフルスイングが話題を呼び、人気に火がつく。日本プロドラコン協会(JPDA)B級プロライセンスを取得。

ピン
進化した「飛び系」アイアン
発売日:2020/03/19 参考価格: 126,500円