クラブ試打 三者三様

オノフ ドライバー KUROを万振りマンが試打「力が伝わりづらい」

2021/10/09 05:00

グローブライド「オノフ ドライバー KURO」の評価は!?

ソール3カ所とグリップエンド1カ所に配置された、1~12gの共用ウエイトを駆使して重量調整ができる「オノフ ドライバー KURO」。「クロス バランス テクノロジー」と名付けられた革新的システムによって、飛距離と振りやすさを向上させるという。そんな独自の技術が詰まった新ドライバーを、ヘッドスピード(以下HS)の異なる有識者3人が採点。フルスイング系YouTuber・万振りマンの評価は!?

「カウンターバランスが武器でもあり難点でもある」

右にプッシュしたり高く吹け上がるミスが目立った

―率直な印象は?
「元々『オノフ』シリーズの上から見たときのクラウンの顔が好きで、『KURO』だけではなく『AKA』も含め、精悍でシンプルな形状が好印象に映ります。今作も見た目はとても好みなのですが、気になるのは硬くて軽い打感です。フィーリングとしては、ややボールに力が伝わりづらい印象を受けました」

シンプルで大きすぎない上級者好みの構えやすさは健在

―力が伝わりづらい…?
「はい。グリップエンドにウエイトを入れたカウンターバランスの設定が要因ではないかと思います。ヘッドの効き具合が強く、インパクトでヘッドが出すぎてしまい、ボールに対して適正なアタックアングルで当たらない。このままではスイング自体のパワーが十分に発揮できないので、ウエイトで調整する必要があります」

カウンターバランス設計を進化させた「クロス バランス テクノロジー」

―弾道がかなり高く出ていたのは、それが原因?
「グリップエンド側も重くすることで、私のようにタメをつくるスイングタイプは、振り遅れてスライスが増えたり、ロフト角が寝て吹け上がってしまうことが多いです。いろいろとデメリットはあるのですが、逆にバチッとタイミングが合った時は、予想以上の強い球が出る。打ち方さえ覚えれば、セッティングを変えなくても強弾道が出せると思います」

フェースの反発領域を広げて打点ブレでも飛距離ロスが少ない設計に

―打音はやや高め?
「そうですね。硬い打感に大きく影響しているのが、高めの打音です。『オノフ』らしいといえばらしい音ですが、評価は大きく分かれるところ。やわらかい打感が好きな人には厳しい部分かもしれません。私はそれほど嫌いではないのですが、硬さだけでなく軽さも感じてしまうほど甲高い音だったので、もう少し低めのほうが良いなと感じました」

ウエイトスクリューは別売だが交換することで最適なバランス調整が可能

―独自のウエイト調整機能については?
「多くの面でメリットは多いと思います。いま出ている球筋に対して、ウエイトをどのように入れ替えればミスが減るのか。自分のゴルフを見つめ直すきっかけになる。クラブの知識も増えて、コースのロケーションにも興味が湧くことで、総合的にゴルフの実力を上げてくれる機能と言えそうです」

試打中も終始グリップエンドを気にしていた万振りマン

―どのような人向き?
「HS40台後半~50m/s台で振れるアスリートゴルファーには、強い球を生む大きな武器になってくれそうですが、カウンターバランスの部分で、調整or慣れるまでの段階を踏む必要があると思います。購入してすぐコースに持っていくのではなく、練習場でスイングに合わせて調整する時間をつくるべきでしょう」

西川・筒に反してやや辛口評価…【総合評価3.9点】

【飛距離】4.0
【打 感】3.5
【寛容性】4.0
【操作性】4.0
【構えやすさ】4.0

・ロフト角:10.5度
・シャフト:CBT:622D(硬さS)
・使用ボール:川口グリーンゴルフ専用レンジボール

取材協力/トラックマンジャパン株式会社、川口グリーンゴルフ

■ 万振りマン プロフィール

登録者2万人超えのフルスイング系YouTuber。2017年よりYouTubeにて「-Mr.FULLSWING MEN-万振りマン」チャンネルを開設し、数多くの試打動画をアップ。豪快なフルスイングが話題を呼び、人気に火がつく。日本プロドラコン協会(JPDA)B級プロライセンスを取得。

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