クラブ試打 三者三様

ゼクシオ 12 アイアンを西川みさとが試打「エックスより飛距離ダウン」

2021/12/07 05:00

ダンロップ 「ゼクシオ 12 アイアン」の評価は!?

いよいよ発売が今週11日(土)に迫った12代目「ゼクシオ」シリーズから、「ゼクシオ 12 アイアン」をピックアップ。三者三様メンバーが兄弟モデル「ゼクシオ エックス アイアン」にそろって高評価をつけた一方で、正統進化が期待される「12」アイアンにはどのような評価をするのか!? ヘッドスピード(以下HS)の異なる有識者3人が採点。まずはHS40m/s未満の女子プロ・西川みさとが試打評価を行った。

「インパクト直後からポーン!と上がる」

左右のブレはほとんどなく終始安定した飛びを見せていた

―率直な印象は?
「ひと言で表すなら、本当にやさしいアイアンです。インパクト直後からボールがポーン!と高く上がってくれる感じ。球を上げようとしなくても、勝手に上がってくれます。これはもう、ずばりアイアンが苦手な人向きのモデルと言えます」

「ゼクシオ」のチタンフェースアイアンがさらに進化して登場

―打感はやや硬め?
「そうですね。少しカチーンという高い打音で、感触も硬めのフィーリングがあり、硬いのが苦手なゴルファーには好みではないと言う人は多いかもしれません。ですが、それほどキンキンというような金属音ではなく、硬めの部類の中でもやわからさを感じられる音なので、実際の打感はそれほど弾いている感じでもなく、自身でボールをコントロールできる部分も感じられました」

グースの付いた形状に厚みのあるトップブレード

―「ゼクシオ エックス」との違いは?
「エックスはエックスでやさしさがあり、結果的に弾道も同じくらい上がっていたと思うのですが、『12』よりも飛び要素が入っているかなと思います。ボールは上がっているし、スピン量も入っているけれど、もうひと伸びがある感じ。インパクト時に押せている感覚があります。高く上がるのは『12』、より前に飛ぶ感じがあるのが『エックス』という印象を受けました」

重さは「MP1200」50g、「Miyazaki AX-2」59g(※どちらも硬さS)

―シャフトの違いもある?
「シャフトの特性の違い(12は『ゼクシオ MP1200』、エックスは『Miyazaki AX-2』)は、結果に大きく影響していると思います。同じ硬さSでも『Miyazaki AX-2』は約10g重いことで、少し球筋に影響しているのかもしれませんが、このままの組み合わせで比べるのであれば、確実に『エックス』のほうが楽に飛距離を稼げる。遠くに飛ばせる分、距離のあるグリーンに止めるためのアドバンテージがもてるため、実戦でのメリットを感じるように思います」

ダフリのミスに強いワイドなソール形状

―前作「ゼクシオ イレブン アイアン」と比べてどう?
「具体的に『イレブン』との違いを挙げるのは難しいのですが、確実に以前の同シリーズよりもやさしくなっている気がします。ここまで打った直後からポーンと楽に飛んでくれるモデルは、いままでなかったのではないかと思います。無理にボールを上げにいかなくても良いからなのか、重さのバランスが良いからなのか、常に一定した同じ軌道で振れる感覚があったので、とても振りやすかったです」

「ハードヒッターには飛びすぎてしまうので△かも」と西川

―どのような人向き?
「アイアンの弾道が上がらなくて悩んでいるゴルファー向き。アイアンは自ら上げにいけばいくほど、思うように上がってくれないクラブです。この『ゼクシオ 12』なら、アドレスして上から見たときの大きさの印象で、強引に上げにいかなくてもいいという安心感を抱かせてくれます。女性やシニアといった、非力で思うようにボールが上がらないという人に、ぜひ一度、試してもらいたいアイアンです」

エックス評(4.3点)より0.1及ばず【総合評価4.2点】

【飛距離】4.0
【打 感】4.0
【寛容性】4.5
【操作性】4.5
【構えやすさ】4.0

・ロフト角:28度(7I)
・シャフト:ゼクシオ MP1200(硬さS)
・使用ボール:川口グリーンゴルフ専用レンジボール

取材協力/トラックマンジャパン株式会社、川口グリーンゴルフ

■ 西川みさと プロフィール

1977年7月10日生まれ、埼玉県出身。専大時代の1998年に「日本女子学生選手権」で優勝。大山志保古閑美保らとともにナショナルチームで海外大会に出場した。2002年のプロテスト合格後は、飛距離こそ出ないものの、ショートウッドを巧みに使う技巧派として、美しいスイングを武器にレギュラーツアーで人気を集めた。

ダンロップ
発売日:2021/12/11 参考価格: 137,500円