ディアマナ PDを万振りマンが試打「走りor粘り系の次元ではない」
三菱ケミカル「ディアマナ PD」の評価は!?
2018年発売「ディアマナ DF」の進化版として登場した、第5世代の第2弾モデル「ディアマナ PD」。2022年モデルのヘッドの多くにカスタムラインアップされているヘッドの種類を選ばない合わせやすさと安定感は、どんなゴルファー向きなのか!? ヘッドスピード(以下HS)の異なる有識者3人が採点。フルスイング系YouTuber・万振りマンの評価は!?
「コーナー史上No.1の評価」
―率直な印象は?
「『三者三様』コーナー史上No.1と呼べるほど、ピッタリのシャフトに出会ってしまいました。それほどフィーリングもヘッドとの相性も、最高のバランスでした。こんなに振りやすいセッティングは、いままでなかった印象です」
―ベタ褒めですね?
「はい、めっちゃ好きです。あと10球ほど打たせてもらえれば、HS60m/s台に手が届くかもしれません(笑)。それほど、自分に合ったタイミングで切り返すことができ、インパクトで理想的に走ってくれるシャフト。(ヤマハ『RMX VD ドライバー』と合わせた)このままのセッティングで、すぐに実戦投入できる完成度の高さです」
―今までの「ディアマナ」シリーズとどこが違う?
「走り系とか粘り系というカテゴリー分けできる次元ではなく、自分が使うために用意されたモデルと思えるほど、バチっとマッチしてくれました。もともと走り系よりも粘り系のほうが好みで、その上で少し走り感があるとうれしいなと思えるタイプ。そんな自分に、ジャストな要素が備わっている印象を受けます」
―同時期発売の「スピーダー NX」「ツアーAD UB」との違いは?
「他社のモデルは、走り系or粘り系と振り分けられますが、この『ディアマナ PD』はどちらの要素も備わっているように感じます。もしも別人の自分に、おすすめのシャフトを探してほしいとお願いされたら、このモデルをすぐに渡せるようなセッティングなので、他社と比べようがないほど高評価でした」
―相性のいいヘッドは?
「ヤマハの『RMX VD』は軽さも最適で、初速スピードを最大限に出せる最もベストな組み合わせです。キャロウェイ『エピック MAX LS ドライバー』、テーラーメイド『SIM2 ドライバー』、タイトリスト『TSi3 ドライバー』も候補に挙げられますが、これらはやや重量帯が重いので、少しソールのウエイトを減らすなどして、『RMX VD』と同じ軽さで使用したいです」
―どのような人向き?
「先ほども言ったのですが、もうひとり自分がいたなら、その万振りマンにおすすめしたいモデルです。HSが速く、ボール初速を上げることに命を懸けているゴルファー向き(笑)。ただ、HSを緩めても違和感なくしっかり振り抜けていたので、基本的には重量帯とフレックスを合わせれば、ターゲットユーザーを選ばない。幅広い層に受け入れられるモデルといえます」
シャフト部門で最高評価【総合評価4.7点】
【走り感】4.5
【粘り感】5.0
【寛容性】4.5
【操作性】5.0
【デザイン】4.5
・使用モデル:60(硬さS)
・使用ヘッド:ヤマハ RMX VD ドライバー(ロフト角10.5度)
・使用ボール:川口グリーンゴルフ専用レンジボール
取材協力/トラックマンジャパン株式会社、川口グリーンゴルフ
■ 万振りマン プロフィール
登録者2万人超えのフルスイング系YouTuber。2017年よりYouTubeにて「-Mr.FULLSWING MEN-万振りマン」チャンネルを開設し、数多くの試打動画をアップ。豪快なフルスイングが話題を呼び、人気に火がつく。日本プロドラコン協会(JPDA)B級プロライセンスを取得。