ATTAS KINGを万振りマンが試打「『ステルス』をより実戦向きに」
USTマミヤ「ATTAS KING」の評価は!?
人気シリーズUSTマミヤ「ATTAS(アッタス)」から、13代目として登場した「ATTAS KING」。中元部分には復元力の強い4軸カーボンを採用し、先端には高弾性高強度素材「M40X」を取り入れた、暴れずにつかまる先調子モデルとして話題だ。そんな“つかまりキング”を、ヘッドスピード(以下HS)の異なる有識者3人が採点。フルスイング系YouTuber・万振りマンの評価は!?
「安定感プラス"ちょい飛び”に貢献」
―率直な印象は?
「フルスイングしても暴れず、ボールが左右に散らばらない強みはありますが、それ以上に狙い通りの場所に、思った通りの弾道で飛ばせるメリットを感じます。そういう意味で、【操作性】の評価を5点満点とさせていただきました」
―どのような特性?
「走り感よりも、粘り感が多少ある印象です。切り返しでのタイミングが非常に取りやすく、ダウンスイングからインパクトにかけて走るというよりは、しなり戻るスピードが早い。シャフト全体のしなり量の大きさで飛ばしたいゴルファーに最適です」
―タイミングは取りやすい?
「はい、イメージ通りにシャフトが戻ってくれるので、タイミングが取りやすいです。スペックを6Sから4Sに替えた際はスピン量が増え、やや吹け上がった球にはなってしまいましたが、ロフト角を立ったもの(『ステルス ドライバー』の場合:10.5度から9度)に変更し、よりスピン量の少ないヘッドに替えれば問題なし。『KING』のタイミングの取りやすさを生かすには、あとは調整次第だと感じました」
―実戦向きなのはやや重めのスペック?
「そうですね、軽めよりも重めのほうが合う気はします。方向性を確保しつつ、少し飛距離アップを手助けしてくれる特性のため、スイングに合った重さ&硬さを素直に選ぶべきでしょう。『ステルス』のヘッドがもつ安定感をキープしながら、“飛び”をちょっとプラスさせたい人におすすめなシャフトです」
―「ステルス プラス ドライバー」のヘッドであればもっと飛ぶ?
「私はもう少しスピン量を減らしたいので、テーラーメイドで選ぶなら『ステルス プラス』になると思います。もっと飛距離を重視するなら、コブラ『キング LTDx LS ドライバー』といったロースピンに特化したモデル。または『ローグ ST MAX LS ドライバー』と組み合わせれば、より安定感を増しつつ飛距離もアップできるため、平均点の高い飛ばせるセッティングになる気がします」
―どのような人向き?
「4Sまでのスペックなら、非力な女性やシニアゴルファー向き。それ以上の重さのモデルを使用するなら、私のような腕力で強引に振りまくるタイプよりも、スイングが固まっている中上級者向きといえます。安定感のある弾道を求めながら、いまよりも少しだけ飛ばしたいゴルファーに使っていただきたいです」
ヘッドとの好相性が吉と出る結果に【総合評価4.4点】
【走り感】4.0
【粘り感】4.5
【寛容性】4.5
【操作性】5.0
【デザイン】4.0
・使用モデル:4、6(どちらも硬さS)
・使用ヘッド:テーラーメイド ステルス ドライバー(ロフト角10.5度)
・使用ボール:川口グリーンゴルフ専用レンジボール
取材協力/トラックマンジャパン株式会社、川口グリーンゴルフ
■ 万振りマン プロフィール
登録者2万人超えのフルスイング系YouTuber。2017年よりYouTubeにて「-Mr.FULLSWING MEN-万振りマン」チャンネルを開設し、数多くの試打動画をアップ。豪快なフルスイングが話題を呼び、人気に火がつく。日本プロドラコン協会(JPDA)B級プロライセンスを取得。