クラブ試打 三者三様

ツアーAD CQを万振りマンが試打「とにかくぶっ叩けるシャフト」

2023/04/15 07:00

「ツアーAD」では珍しい先調子系 HS50m/s台のYouTuber評価は!?

ツアーでの高いシェア率を誇るグラファイトデザイン「ツアーAD」シリーズから、最新モデル「ツアーAD CQ」をピックアップ。ウッド系シャフトでは珍しい先中調子で、近年発売のドライバーに多い低スピン設計のヘッドに、高弾道とつかまりをプラスする性能に仕上がっているという。そんなトレンドを押さえた“イマドキ先調子系”を、ヘッドスピード(以下HS)の異なる有識者3人が採点。フルスイング系YouTuber・万振りマンの評価は!?

「300yd超え連発の結果に驚き! ドラコンでも使えるかも」

ボールは吹け上がることなく つかまりの高さがうかがえる結果に

―率直な印象は?
「ヘッドは単体で250g前後(『ステルス2 プラス ドライバー』純正シャフト硬さSでの総重量:312g)、しかもシャフトは60g台の『6S』ということで、まさにパワーヒッター向きセッティングではあるのですが、ボールは吹け上がらず、真っすぐ前へ強い球筋で飛んでいってくれる、理想的な組み合わせに感じられました。パワーに自信のある男性ゴルファーにお勧めの組み合わせといえそうです」

ムチのようなしなりを生み インパクトへの加速を連想させるモデル

―平均総距離312.6ydと、かなり結果は良かったですが?
「私も予想以上の結果に驚きました。スピン量は少なめで、練習場ボールのため参考程度の数値ですが(平均2213rpm)、ロフト角10.5度でこのスピン量であれば、ヘッドの飛距離性能を最大限まで引き出せる気がします。叩いてもスピンが減って強い球が出る点で、ネーミングに『PLUS』『LS』と付く低スピンモデルとの相性はとてもいいと言えるでしょう。飛距離を重視するプレーヤーが望む要素が凝縮されていて、私もドラコン大会用として候補のひとつに挙げたいくらいです(笑)」

万振りマンは6S(CQ-6、フレックスS)を担当

―同シリーズでは珍しい先調子系ですが?
「振り心地としては、先調子系のイメージである“走り感”より、切り返しでのタイミングで感じる“粘り感”のほうが強く印象に残ります。ヘッドとのマッチングも影響していると思うのですが、ヘッドの重みをグッと一瞬受け止めてから、ダウンスイングでその粘りを解放させ、インパクトで一気にパーンッと走り出す。ビュンビュン先端側が暴れる動きはなく、決してスピン量が増えることはありません。むしろ減る方向で考えられる部分は、同社が掲げる“新たな先調子系"という表現も、うなずくことができる革新性といえると思います」

いまやツアーモデルの代表格ともいえる「ステルス2 プラス」との組み合わせ

―テーラーメイド「ステルス2 プラス」との組み合わせは?
「「純正シャフト(ディアマナ TM50)での評価は、スピン量が多すぎてしまい、それほど高くはなかったですが(総合3.9点/5点満点中)、この『CQ』に入れ替えただけで、性能が大きく改善されました。純正シャフトのままで私のスイングに合わせるなら、ロフト角も市販で売っているもの(9、10.5度)では難しく、ウエート調整もいろいろ試行錯誤を繰り返す必要があると感じていました。ですが、『CQ』との組み合わせでは、ロフトもウエート調整も不要なセッティングに、ガラリと生まれ変わった印象。シャフトひとつでこれほど改善する例として、代表的なセッティングといえそうです」

定番『GRAPHITE』ロゴと縞模様のコントラスト

―高弾道を生む特性のようですが?
「意図せずとも自然に適度なドロー弾道が出ていたので、つかまり感をアップしてくれる特性と思いましたが、球が必要以上に上がる感覚はありません。むしろ適度の高さに抑え、理想の弾道をつくってくれる。もともと私は弾道が高いタイプなので、適度な高さにキープしてくれるのはうれしい。その一方で、一般的なスピン量のプレーヤーに対して、高弾道の球筋を助けてくれる要素がスペックそれぞれに配されている印象を受けます」

「クセのない“中調子”というイメージで把握していいと思う」と万振りマン

―どのような人向き?
「今回私が使用した『6S』は、かなり重めのセッティングで、それなりのパワーを持つアスリートゴルファー限定と思われます。一般的なHS40m/s前後のアベレージゴルファーよりも、比較的にドライバーショットが得意で飛距離に自信のある人向き。そのような人には、ミスを心配することなく思い切り叩きにいっていただきたい。クラブの重みを全てボールに打ち込むイメージで、ぶっ叩いてほしいと思います」

特性は「走り」よりやや「粘り」【総合評価4.2点】

【走り感】4.0
【粘り感】4.5
【寛容性】4.0
【操作性】4.0
【デザイン】4.5

・使用モデル:6(硬さS)
・使用ヘッド:テーラーメイド ステルス2 プラス ドライバー(ロフト角10.5度)
・使用ボール:リトルグリーンヴァレー船橋専用レンジボール

取材協力/トラックマンジャパン株式会社、リトルグリーンヴァレー船橋

■ 万振りマン プロフィール

登録者2万人超えのフルスイング系YouTuber。2017年よりYouTubeにて「-Mr.FULLSWING MEN-万振りマン」チャンネルを開設し、数多くの試打動画をアップ。豪快なフルスイングが話題を呼び、人気に火がつく。日本プロドラコン協会(JPDA)B級プロライセンスを取得。

グラファイトデザイン
先調子系でつかまる「飛び」の次世代モデル
発売日:2022/10/07 参考価格: 44,000円