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11代目ゼクシオ発売の今…あえての「ゼクシオ テン」特集はいかが?

2019/12/12 17:00
17年12月発売の「ゼクシオ テン ドライバー」はレギュラーモデル(左)とミヤザキモデルがある

2000年の初代モデル発売以来、国内でのシリーズ売り上げは19年連続で1位のゼクシオ。その新作となる11代目の「イレブン」、「エックス」が発売され、先週末から店頭に並んでいる。当然の話だが、日本一の人気シリーズの新作は注目度が高い、、、が、一方でリアルゴルファーの熱視線を同じ勢いで集めているのが、マークダウン(値下げ)品が出始めた前作の10代目「テン」だ。どんな特徴を持つクラブだったのか? あえて「イレブン」との比較も入れながら特集してみた。

「テン」のコンセプトは“芯食い体験”

先代の「テン」は17年12月に発売され、ドライバー、フェアウェイウッド、ハイブリッド、アイアンがラインアップされた。

ドライバーは鮮やかなブルーが目を引くレギュラーモデルと、黒いメタリックカラーで上級者が好みそうなミヤザキモデル。ともに460ccの大型ヘッドで、構えるとフックフェースのため、スライサーに安心感を与える。レギュラーモデルはシャフトの長さが45.75インチで総重量270g(硬さ:S、Rともに同じ)なのに対し、ミヤザキモデルはシャフトが45.5インチで294g(硬さ:Sのみ)とやや重量がある。

「テン」の特徴は、それまでのモデルよりも芯が広くなったこと。フェースの反発エリアが拡大し、さらに、国内のアベレージゴルファーの徹底的なスイング解析に基づいて設計された純正シャフトで打点のバラつきも抑えたことがアピールポイントだった。コンセプトは“芯食い体験”。とにかく、やさしく飛ばせるクラブをうたっていた。

2モデルに分岐した11代目の新作にも、反発エリアの広さやヘッドの色などは継承されているが、新作は形状がやや洋ナシ型で、ターゲットユーザーとして前作を継承した「イレブン」だと、長さが45.75インチ、総重量285g(硬さ:S、Rは280g)で、「テン」のレギュラーモデルと比較して15g重くなっている。アスリート向けに新設された「エックス」は299g(硬さ:S、SRともに同じ)で、さらに重量感が増す。

アイアンはやや長尺で飛距離性能が高かった

FW、ハイブリッド、アイアンと、すべて芯が広いことが特徴

ドライバーに加えて、フェアウェイウッドハイブリッドアイアンも、芯に当たりやすく、ミスヒットに強いことが前作「テン」の特徴。フェアウェイウッド、ハイブリッドはドライバー同様、重めのシャフトのミヤザキモデルもラインアップされていて、カバーするユーザー層は広い。

アイアンは7番のロフト角が29度で、最近発売のアイアン群の平均値といったところ。シャフトがやや長尺(7I:37.25インチ)なので、「飛びの性能は高い」という評価が多かった。2年前の発売ながら、最近のクラブに引けを取らない飛距離性能は、さすがに20年近く日本一を続ける人気シリーズたる所以だろう。

新作への注目ついでに前作もチェックすべき理由は、下がった価格だけでなく、レビュー記事もすっかり出そろい、購入者の口コミもそろっているところ。進化した11代目ゼクシオへの期待値を最大にするためにも、GDOの「テン」特集をふりかえってみては?

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