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エリートグリップ/自社制作のこだわり映像で主催のチャレンジトーナメントを盛り上げる

2014/04/30 18:08
株式会社エリートグリップ 代表取締役 軽部 央氏

アルミホイールなどの自動車パーツ製造会社からグリップ業界に参入。プレーヤーのポテンシャルを最大限に引き出す製品づくりにこだわり、日本国内生産による世界に通用するものづくりを目指している「エリートグリップ」。プロモーション映像制作までも自社で手がけるなど、常識にとらわれず新しい試みを矢継ぎ早に実現する軽部社長に迫る。

株式会社エリートグリップ
代表取締役 軽部 央(かるべ なかば)

GDO:2013年の振り返りをお願いします

軽部氏:2009年の創業以来、まずは一人でも多くの方に製品を使っていただける様にブランディングに注力しました。おかげさまで国内売上は非常に好調ですし、海外についてもアメリカはあまりよくないですが、アベノミクスや為替の影響もあり、韓国、タイ、マレーシア、シンガポールなどのアジアでは売上をのばしています。昨年の年末ごろから自社による映像制作に力を入れており、テレビコマーシャルによる積極的な露出効果を実感しているので、今年も引き続き映像関係を強化していきます

GDO:“高級グリップ”のイメージがありますが、戦略を教えてください

軽部氏:グリップは“スコアを少しでもよくする機能を搭載したパーツ”であるべきという考え方に基づき、製品づくりをおこなっています。価格帯は、市場でもっとも高いものから、とても安い価格のものまでありますが、真ん中の価格帯はつくっていません。世の中にはコストを抑えるために、中国や、様々な国で製造しているメーカーがたくさんありますが、“日本のものづくりはここまでできる”とアピールするために、原料、金型の彫り方、精度に至るまで国内生産にこだわり、一番コストをかけてつくった製品を一番安く販売しています

GDO:2014年の見通しはいかがですか

軽部氏:某大手ゴルフクラブメーカーの純正グリップとしてOEMも決まっていますし、販売も好調です。関西地区に限りますが、自社のスタッフが約300店舗を直接訪問して、小売店やお客様がどのようなグリップを求めているかを、価格帯、堅さ、太さ、デザインに至るまで細かくリサーチすることで、製品づくりに生かしています。今までは、プロやトップアマチュアなどにむけた製品づくりをしていたため、競技志向のゴルファーからの評価は高いのですが、初心者からは違和感があると評価されることもありました。今年は幅広いレベルのゴルファーに向けて開発した“Y360°”を発売することで、ユーザーのニーズにお応えしたいと考えています

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