「誰もが自信を持って使えるクラブを提供する」 ~ピンゴルフ編~ 2012年 Vol.3
GDO:「HOT LIST JAPAN」では、ピンのクラブがメーカー最多となる合計7モデルでメダルを受賞しました。まずは、その率直な感想をお聞かせください。
ジョン:アメリカで行われている「HOT LIST」でも、ピンのクラブはいつも多数の賞を獲得しています。たとえ異なる国、人種であっても、製品に対する評価はそれほど変わりません。日本においても多くの賞を獲得できたことは、ピンのクラブ性能の良さを証明できた結果であって、決して驚くべきことではないと思っていますよ。
GDO:ピンにはGシリーズとiシリーズの2つのモデルがありますが、「HOT LIST JAPAN」では各部門でメダルを獲得したシリーズが異なりました。この結果については、どうお考えですか?
ジョン:Gシリーズは、飛距離、やさしさ、ミスに対する寛容性を求める人に対して開発したクラブ。iシリーズは、たとえやさしさが少し損なわれても、ドライバーでの低スピン性能とアイアンの操作性に長けているクラブで、ヘッドスピードの速いゴルファー向けに開発したクラブです。アメリカと日本では、2つのシリーズに対して少し評価が異なっています。アメリカでは、Gシリーズのほうが多くの賞を獲得していますが、日本では比較的iシリーズのほうが評価は高いですね。実際、日本や韓国ではiシリーズの売れ行きがとても好調です。
GDO:今年のマスターズで優勝したバッバ・ワトソンは、ヘッドスピードがとても速い飛ばし屋としても有名ですが、ドライバーは「i20 ドライバー」ではなく、「G20 ドライバー」を使っていますよね。
ジョン:そのとおりです。バッバは超ロングヒッターですが、もともとドライバーのスピン量が少なく、そのうえ300ヤード以上も飛ばすので確実にフェアウェイをとらえる正確性が必要になります。ですから、彼にはやさしく飛ばせるGシリーズのドライバーのほうが合っているのです。また、彼は球を左右に曲げてコースを攻略するタイプなので、アイアンはSシリーズのモデルを気に入って使い続けています。ちなみに私の場合は、ドライバーのスピン量が多いので「i20 ドライバー」を使っています。ヘッドスピードが速いアマチュアゴルファーの多くは、「i20 ドライバー」のほうが飛ばせると思いますよ。