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「ゴルファーの潜在能力を活かすため、細部までこだわる」 ~ブリヂストン編~ 2012年 Vol.8

2012/10/03 09:00

GDO:Xドライブのシリーズでメダルを獲得したのは、チタン製のフェアウェイウッドでした。このモデルは、チタンが使われているのが大きな特徴ですよね。どういった理由でスチールではなくチタンを採用したのでしょうか。

西谷:このフェアウェイウッドは、ぶっ飛び系のモデルを作ろうと意図して開発したモデルです。チタンは比重が軽くてヘッドを大きくできるメリットがあり、これまではアベレージゴルファー向けのやさしいフェアウェイウッドに採用していましたが、今回はプロが使えるギリギリの大きさのヘッドサイズにしつつ、チタンの長所を別の方法で活かそうと考えたのです。その結果、ヘッド重量の3分の1をソールに配置して、スチール素材では成し得ない低重心設計のヘッドが完成しました。強弾道、低スピンが打ちやすく、最初に試打したプロからは「どこまで飛ぶんだ!」との評価もいただきました(笑)。ある意味、性能的には尖ったモデルですが、開発の意図は達成できたモデルですね。

GDO:Xドライブのドライバーには、新たに調整機能が搭載されましたよね。今回のHOT LISTではメダルを受賞できませんでしたが、こちらも開発には苦労があったのではないでしょうか。

西谷:そうですね。もっとも開発に苦労したのがドライバーでした。Xドライブのクラブに本当に調整機能が必要なのか、社内でもそういった議論はあったのですが、アスリート向けのシリーズだからこそ、フェースアングルなどの見た目を微妙に調整できる機能が必要だと考えて採用に踏み切りました。ゴルファーの潜在能力を引き出すための新たな機能だとも言えます。

GDO:調整機能が搭載されているのに、ネックがスマートなところにはテスターからの評価は高かったようです。

西谷: Xドライブらしいヘッドの見た目の良さと構えやすさには、かなりこだわりました。ドライバー開発の苦労話は他にもたくさんあるので、今回メダルを獲れなかったのは残念ですね。来年の「HOT LIST JAPAN」でゴールドメダルを獲ったときには、そのお話をしたいと思います(笑)。

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ブリヂストン
オーソドックスで本格派形状
発売日:2012/02/24 オープンプライス