手軽に夏ラフ攻略! “お助けウェッジ”徹底検証
“お助けレンジャー”全7モデルを徹底比較!
関浩太郎プロに解説いただいた“お助けウェッジ”7モデル。夏ラフに悩むアベレージゴルファーの強い味方になりそうだ。次は、この7つのモデルの数値を独自比較し、その結果を検証してみよう。
■『フェース面積』 (投影面積 ※対象7モデルのみのランキング)
1位:プロギア R55 ウェッジ
2位:リンクス SS マジック マリガン
3位:ナイキ エンゲージ ウェッジ
4位:フォーティーン C-030 ウェッジ
5位:クリーブランド スマートソールウェッジ TYPE-S
6位:ヨネックス トライプリンシプルウェッジ
7位:キャスコ ドルフィンウェッジ
※投影面積:同じ位置にソールをした際、上から見たときの大きさを比較
【解説】フェースの投影面積は、1位の『R55 ウェッジ』と2位の『SS マジック マリガン』は他と比べて圧倒的に大きいモデルといえる。3位以下はほぼあまり変わらない大きさだった。
■『ソール幅』(※対象7モデルのみのランキング)
1位:クリーブランド スマートソールウェッジ TYPE-S:42.70mm
2位:プロギア R55 ウェッジ:40.08mm
3位:リンクス SS マジック マリガン:39.09mm
4位:フォーティーン C-030 ウェッジ:30.78mm
5位:ナイキ エンゲージ ウェッジ:27.42mm
6位:ヨネックス トライプリンシプルウェッジ:26.73mm
7位:キャスコ ドルフィンウェッジ:26.44mm
【解説】上位の『スマートソールウェッジ TYPE-S』『R55 ウェッジ』『SS マジック マリガン』と、他4モデルの差が大きく開いた結果に。この数値からもパターのように打ちたいタイプと、通常ウェッジで打つタイプで分類できる。
■『ネック長』(※対象7モデルのみのランキング)
1位:フォーティーン C-030 ウェッジ:7.0mm
1位:クリーブランド スマートソールウェッジ TYPE-S:7.0mm
1位:リンクス SS マジック マリガン:7.0mm
4位:キャスコ ドルフィンウェッジ:6.4mm
5位:ナイキ エンゲージ ウェッジ:5.7mm
6位:ヨネックス トライプリンシプルウェッジ:5.4mm
7位:プロギア R55 ウェッジ:3.5mm
【解説】ネックの長さは『C-030 ウェッジ』『クリーブランド スマートソールウェッジ TYPE-S』『SS マジック マリガン』が1位で並ぶ結果に。ここで一際目立つのが『R55 ウェッジ』の3.5ミリ。低重心で大型フェース、高打ち出しに打つためのウェッジという部分では他とは少し意味合いが異なる種類なのかも。
「スピン系」 or「高打ち出し系」?
最後に関プロに総括を聞くと、「“お助けウェッジ”はどれもやさしいクラブと言えます。やさしさを前提としたうえで、あとは“スピン”で止めるか、“高打ち出し角”でグリーンにポトンと落として止めるか。あなた好みのモデルを見つけてみてください」とまとめてくれた。
好みのレンジャーを選ぼう!
今回の記事を参考にあなたの夏ゴルフをきっと変えてくれる“お助けレンジャー”を選んでほしい。きっと彼ら彼女らが天敵“夏ラフ”から救い出してくれるに違いない。
解説/関 浩太郎
1974年6月10日生まれ。「SEKI GOLF CLUB目黒」主宰。常総学院ゴルフ部、関東国際CCプロ研修生を経て渡米。カリフォルニア アズメディアプロゴルフスクールにて最新のクラブ理論、トレーニング法を学ぶ。帰国後、クラブ職人に弟子入りし、フィッティング理論、クラフト技術を習得。現在はレッスン誌にてフィッテイング&チューニング解説で活躍中
撮影協力/石岡ゴルフ倶楽部、株式会社アナライズ(計測協力)
イラスト/野村タケオ
→連動企画「夏ラフで何打損していますか?」