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飛ばしの最新キーワードは“カルカタ”

2015/11/27 09:00

クラブフィッティングの新常識とは?

新モデルが出るたびにめざましく進化するドライバーとシャフト。クラブの進化にともなって、クラブフィッティングの常識も一昔前とは違うものになっているって知っていますか!?飛距離アップに効くという、いま注目のキーワード、“カルカタ”について、クラブフィッター鹿又芳典氏に話を聞いてきました。(以下、鹿又氏談)

アマチュアはドライバーだけ飛ばない?

「アイアンは結構飛ぶのに、ドライバーが飛ばないんですよね・・・」。私のところにフィッティングにくるアマチュアゴルファーの方から最近よく聞く言葉です。トーナメントを戦うプロゴルファーたちは、年々距離が伸びるトーナメントコースに対応するため、常に新しいドライバーを試し、飛距離を伸ばしているのに、アマチュアゴルファーはドライバーの飛距離をほとんど伸ばせていないのが現実ということでしょう。そこでみなさんに試してみてほしいのが、50グラム台の軽量Sフレックスシャフトを組んだ、軽くて硬い“カルカタ”ドライバーです。

ツアープロの世界では・・・

I.ポールターは、50グラム台のアルディラ RIP フェノム シャフトを使って、2015年のマスターズで6位タイに食い込んだ。(写真は2015年ISPSハンダグローバルカップ時)

近年のドライバー進化をみると、特に注目すべき点は軽量シャフトの充実です。この恩恵をフィッティングにうまく取り入れているのがトーナメントで活躍するプロゴルファーたち。現在は米PGAツアーでも、飛距離がほしい選手は、50グラム台のシャフトを積極的に使いますし、一時期は、タイガー・ウッズも、彼の体力からすれば一見軽すぎる60グラム台のシャフトを試していたことがありました。

「軽量シャフト=ヘッドスピードが遅い人用」は時代遅れ

ほんの5~6年前まで、50グラム台のシャフトというと、「ヘッドスピードが遅い人用」というイメージがありました。これはクラブメーカーの開発傾向に関係するのですが、当時、ドライバーのシャフト長の主流が、現在よりも短い44.75インチから45インチであったため、平均的な体力の男性アマチュアゴルファーには、60グラム台のシャフトのほうがバランスが良かったからです。近年はドライバーヘッドをやや重めに設定し、長く軽いシャフトをセットすることで、飛距離性能を上げる傾向が見られ、シャフトメーカーも、ツアープロの使用に耐えうる、軽量で高弾性のシャフトを次々と開発していったのです。

軽くて硬いドライバーが飛距離アップに有利なワケ≫
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