アマチュアにおススメ 「全英」勝者のクラブ選び
「全英オープン」はアイルランドのシェーン・ローリーがメジャー初優勝を飾った。3Wとパター以外のクラブ契約は住友ゴム工業で、その傘下のクリーブランドとともにセッティングのほとんどを占めている。
ドライバーは「スリクソン Z585」を使用。投影面積が大きく安心感があり、重心深度が深いのでつかまりがよく、ボールが上がりやすい。発売から1年弱が経過して、中古ショップでは3万円くらいから探すことができる。やさしいプロモデルが欲しい人にはお薦めだ。
3Wは「テーラーメイド M4 フェアウェイウッド」、ユーティリティは「スリクソン Z U85」の2番(18度)と3番(21度)。アイアン型ユーティリティで構えやすく、ウッド型よりも低めの弾道で強い球が打ちやすい。「M4 フェアウェイウッド」「Z U85」は、中古でどちらも1万5千円ほどで手に入る。
アイアンは4番と5番が「スリクソン Z585」、6番~PWは「スリクソン Z785」の組み合わせ。「Z585」はミスに強いキャビティで、「Z785」はコントロール性の高いハーフキャビティ。我々アマチュアも参考にしたいところだが、中古ショップでの在庫はまだ少なめだ。
ウェッジは「クリーブランド RTX4 フォージド ウェッジ」の50度と58度。このモデルはバウンス角の展開が豊富なのが特徴だ。ロフト角58度には4種類がラインアップされており、ローリーはバウンス角6度を使用している。彼が使うノーメッキ仕様は市販されていないが、メッキを施したモデルなら1万円くらいで探せるだろう。
ローリーは正確なショットを重ね、しっかりしたコースマネジメントでスコアを作るタイプの選手。番手ごとに用途をしっかり想定し、コントロール性と寛容性のバランスがいいクラブを好んでいる。アスリートを目指すゴルファーはぜひ参考にしてみよう。