中古でまねる松山英樹のマレット型パター
2020/02/21 05:00
米国男子ツアー「ジェネシス招待」の予選ラウンドをギリギリで通過した松山英樹は、3日目に「64」と今季自己ベストをたたき出し、11位タイへとスコアボードを駆け上がった。この日グリーン上で松山の手に握られていたのは、ブレードタイプのエースパターではなく、マレットタイプのものだった。
使用したのは、スコッティキャメロンの「スペシャルセレクト フローバック F5.5」で、今年からツアーに投入されているプロトタイプ。試合の直前にふいに使用を決めたこのモデルで、「ずっと外れていた」と言う2mほどの距離をしっかり決め、試合後には「マレットタイプの方が直進性があるのかな」とコメントした。
日ごろパターに悩むアマチュアゴルファーには非常に気になる発言だが、松山が使ったモデルは残念ながら市販されていない。マレットタイプでクランクネックという、市販品ではあまり見かけないタイプだが、中古ショップで似たものを探してみよう。
「スコッティキャメロン セレクト ファストバック 2 2018 パター」は、松山の使用したモデルにかなり近そうだ。中古ショップではかなりレアだが、見つけられれば3万円台くらいで手に入るだろう。
「オデッセイ ミルドコレクション TX パター #6M」と「オデッセイ ストロークラボ パター #6M」はどうだろう。高慣性モーメントのヘッドとクランクネックで、マレットタイプの直進性とピンタイプの構えやすさを両立させている。どちらも1万円前後という、手ごろな価格も魅力的だ。
我々アマチュアがパターを替えても2mの距離が急に入るわけではないが、使いこなすために練習をするだろう。その結果パット数が減れば気分が良い。春のゴルフシーズンに向けて検討してみよう。