中古で入手困難なレアモノは? メジャー制したコリン・モリカワの14本
男子メジャー2戦目のコリン・モリカワ(米国)が、23歳という若さで「全米プロゴルフ選手権」を制した。驚異的な飛距離が出るタイプではないが、スキのないオールラウンダーで、ほぼ同時にプロ入りしたライバルのマシュー・ウルフ(米国)、ビクトル・ホブラン(ノルウェー)に先駆けてのメジャー制覇となった。
クラブセッティングは、ウェッジを除いて契約先のテーラーメイドでそろえている。ドライバーは「SIM ドライバー」の8度。日本では未発売のロフト角だが、US仕様にはラインアップされているので、中古で手に入る可能性はある。発売から半年以上が経ち、今では4万円台から見つけられるだろう。
ドライバー装着シャフトは、三菱ケミカルの「ディアマナ D-LIMITED」。こちらは3番ウッドの「SIM フェアウェイウッド」にも挿している。タイガー・ウッズやブルックス・ケプカ(ともに米国)も愛用しているシャフトで、スリーブ付きで3万円前後から見つかる。
ユーティリティは「SIM MAX レスキュー」の19度。アイアンは4、5番が「P750 ツアー プロトアイアン」で、6番からPWまで「P730 アイアン」となっている。どちらも中古市場ではかなりレアだが、近々テーラーメイドの新アイアンが発売されるようなので、中古でも見つかる機会が増えそうだ。
ウェッジは「ミルドグラインド 2 ウェッジ」の52、60度を使用。こちらはテーラーメイドの契約プロに人気のモデルだ。SWはタイトリスト「ボーケイ SM8 ウェッジ」の56度。パターは「TP Soto パター」のネックを長くしたプロトタイプで、残念ながら市販していない。
キレのあるショットに加え、ベテランのようなマネジメントが持ち味のモリカワは、コントロール性の高いクラブが好みのようだ。2種類のアイアンをコンビにして使うなど、アスリート志向のハードヒッターは参考になる“技あり”のセッティングと言えるだろう。