とにかく曲がらない古江彩佳のセッティングはコスパも抜群
国内女子ツアー「伊藤園レディス」で、古江彩佳がプレーオフの末に今季2勝目を飾った。大会3日間でフェアウェイキープ率88%(37/42)、パーオン率89%(48/54)という高精度のショットを支えたクラブセッティングを中古目線でチェックする。
クラブはパターを除き、契約を交わすブリヂストン製を使用する。ドライバーは2018年モデルの「ブリヂストン ツアーB XD-3 ドライバー」。ニュートラルでコントロール性に優れたクラブになるが、新製品が出たばかりなので、中古ではかなりお買い得な価格で見つかる。カスタムシャフト装着モデルでも2万円前後から見つけることができた。
3Wは、19年モデルの「ツアーB JGR フェアウェイウッド」に変更し、ボールが上がらなかった問題を解決したという。発売から1年が経ち、中古では2万円台を切ってきた。7Wは17年モデルの「ツアーB JGR フェアウェイウッド」で、こちらは中古で1万円を切るモノも発見できる。
UTは17年モデルの「ツアーB JGR HY」の4番(22度)と5番(25度)を使用。中古市場での数は少なく、見つかれば1万円台前半からが相場だ。
アイアンは18年モデルの「ツアーB X-CB アイアン」を6番からPWまで。こちらは中古では数が少なく、ほとんど見つけられなかった。ウェッジは「ツアーB XW-1 ウェッジ」の50度と54度を入れ、58度は限定モデルの「ツアーB XW-F ウェッジ」を使用する。「ツアーB XW-1」はオーソドックスな形状で、リーディングエッジもあまり出ていない“和顔”が特徴。8000円前後で見つけることができた。
古江のクラブセッティングは方向性を重視していて、アマチュアの参考になる組み合わせと言えるだろう。中古ショップ的にもコスパが良く、程度の良い品を探すことができる。