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入手困難なウェッジも 浅地洋佑の優勝セッティング中古情報

2021/11/19 05:00
ウェッジはノーメッキ仕様にこだわっている浅地洋佑(撮影:松本朝子)

「マイナビABCチャンピオンシップ」を制した浅地洋佑のクラブを見ると、ウェッジ5本(44度/PW、48度、52度、57度、62度)という個性的な構成が目を引く。今回は、浅地のショートゲームに特化したセッティングの中古状況を調査。こだわりのウェッジの中には、入手困難なモデルも見受けられた。

PWは、後ほど紹介するグローブライド「オノフ フォージド アイアン KURO」(2019年)を使用。48度と52度は、タイトリスト「ボーケイ SM8 ウェッジ」(2020年)で1万円台前半から見つけることができる。ソールの種類やクラブ表面の処理にバリエーションがあるので、好みで選ぶと良いだろう。

57度と62度は、ジューシーのツアーモデル「tTウェッジ」を使う。ジューシー社は、元フォーティーンの設計担当者が2018年に立ち上げた群馬県のクラブメーカー。一般的な知名度は低いが、ツアー界では使用者が増加しており、10月「ブリヂストンオープン」で初優勝した杉山知靖も同ウェッジを使用していた。まだまだ市場に出回る数は少なく、中古では見つけづらい。

ドライバーはグローブライド「オノフ ドライバー KURO」(2021年)。今年9月発売のモデルのため、中古ではまだ見つけることができなかった。フェアウェイウッドは、3Wがテーラーメイド「Mグローレ フェアウェイウッド」(2018年)。ボールが上がりやすく、アマチュアでも打ちやすいモデルで、中古だと2万円前後から手に入る。コースによって7WかUTを入れているが、今回はグローブライド「オノフ フェアウェイアームズ KURO」(2019年)の7Wを使用。ボールが上がりやすく、ピンを狙いやすいクラブで、現在は3万円を切る価格から見つけられる。

アイアンはPWと同モデルを5番から入れる。ブレードタイプのように見えるが、中空構造で寛容性が高いモデル。中古では人気があって見つけることができなかった。また、パターはオデッセイのプロトタイプを使用しているため、市販されていない。

浅地の優勝は、球筋を操るロングショットのうまさが目立ったが、得意なショートゲームがあるからこそ攻めに徹することができた結果と言える。ウェッジに特化したセッティングも参考にしてみたい。

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