申ジエが選ぶならさぞや…彼女のギアを中古で探してミタ
国内女子ツアーの開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」を制した申ジエ(韓国)。今大会では毎日セッティングを変えて試合に臨んでいた。クラブ契約フリーで戦うベテランの14本を分析してみよう。
ドライバーはキャロウェイ「パラダイム トリプルダイヤモンド」(2023年)の9度を使用。2月に発売されたばかりのため、中古で見つけるのはまだ難しそうだ。低重心・低スピンだと評判のパラダイムシリーズ1Wの中でも特に低浅重心で、低スピンとコントロール性能を極めたプロ仕様のモデルだ。ドライバーのシャフトは、藤倉コンポジットの「スピーダー 569 エボリューション 4」を長く愛用している。安定感を重視した叩きにいける中調子で、中古では1万5千円前後からが相場だ。
フェアウェイウッドは昨年から愛用しているテーラーメイドの「ステルス プラス」(3番15度、5番19度)(2022年)。こちらも低スピンで飛距離性能が高い上級者向けモデル。在庫数は少ないが3万円台前半から見つけることができる。ちなみに、大会初日には最新モデルのテーラーメイド「ステルス2」(2023年)を使用していた。ユーティリティはキャロウェイ「GBB エピック」(3番20度、4番23度)。2017年モデルのUS仕様なので、中古ではレア。
アイアンはキャロウェイの「APEX TCB」(2021年)を6番~PWまで使っている。同じく2021年モデルの「X FORGED CB」に外見は似ているが、ヘッドはよりコンパクトでコントロール性能を追求しているモデル。数量限定モデルのため在庫数は少なめだが、見つかれば6本セットで10万前後からが相場だ。ウェッジはキャロウェイ「JAWS」(50、54、60度)(2019年)を使用中。スピン性能が高いモデルで、1万円前後から見つかるだろう。
パターはテーラーメイドの 「TP コレクション HYDRO BLAST ジュノ TB1.5」(2022年)。ネック部分にトラス構造を採用したモデルで、一時期は超人気となり品薄だったが、今は2万5千円前後から見つかるだろう。
お気に入りのクラブは長く使って手に馴染ませ、評判の良いクラブは積極的にテストし取り入れる。アマチュアのお手本にしたいクラブ選択術ではないだろうか?