ユーティリティが苦手なら、ロフト角とシャフトをチェック
フェアウェイウッドが苦手な人たちにとって、頼りになるクラブがユーティリティ(UT)だろう。また、5番アイアンや6番アイアンの代わりに、ロフト角が大きめのUTを使う人も多くなってきた。UTはいわゆるウッドとアイアンを足して2で割ったようなクラブで、ハイブリッドクラブとも呼ばれている。
フェアウェイウッドよりもクラブ長が短いので打ちやすく思えるのだが、苦手意識を持っている人も意外と多い。UTを選ぶ際に気をつけてほしいのがロフト角。ウッドよりもヘッドの奥行きがなく重心深度が浅くなるため、ロフト角が小さい番手ではボールが上がりにくくなってしまうのだ。
たとえばロフト角が22度のUTの調子がいいから、同じモデルで同じシャフトのロフト角19度を購入したものの、ボールが上がらなくて使いこなせないということがある。ロフト角20度以下のUTは、ヘッドスピードが40m/s以上ないとボールがうまく上げられない場合が多いので注意してほしい。
UTを使いこなすためのもう1つのチェックポイントがシャフト。ロフト角が大きいUTは、クラブ長もアイアンより少し長い程度なので、安定して狙った距離を打ちたいクラブだろう。理想はアイアンと同じシャフト、もしくはそれに近い重さのシャフトが入ったモデルを選んでほしい。
まずは自分に合うクラブを手頃な中古ショップで探してみてはどうだろう?200yd弱の距離が苦手ならば、UTはあきらめて7Wなどのフェアウェイウッドをチェック。7Wならばかなり打ちやすく、フェアウェイウッドの苦手意識を払しょくできるかもしれない。5番、6番アイアンの距離が苦手なら、アイアンと同じ重めのシャフトのロフト角の大きいUTを探してみよう。
相性の良い1本が見つかれば、スコアアップの強い味方になってくれるはずだ。