練習なしでティオフは不安? スタートホールでやっておきたいストレッチ
早朝にスタートするゴルフではラウンド前にしっかり練習する時間は少ないですよね。余裕を持ってゴルフ場に到着しないと練習を一切できずにラウンドがスタートすることになります。
また早めにゴルフ場に到着した人でもパター練習だけを行い、スタートする人もたくさんいます。もちろん朝の練習量がその日のスコアに直結するわけではないですが、体をほぐすことでケガの予防になります。
今回はスタートホールのティイングエリアでの待ち時間にできる簡単なストレッチを紹介します。首や肩回り、股関節をほぐしてからプレーを始めましょう。
※写真のクラブはすべて7番アイアンです。ストレッチの際は自分の使いやすいクラブを使用してください。また各メニュー反動をつけて行っても問題ありません。
トレーニング1
(1)クラブを地面につけ、両足を肩幅よりも開きます
(2)首を左右にひねります
(3)この動きを数回繰り返してください
※“痛(イタ)気持ち良い”ところまでひねることがポイント。首回りが硬い人は朝イチのティショットで首を痛める可能性があります。ラウンド中の待ち時間でも簡単にできます。
トレーニング2
(1)アドレスと同じようにクラブを地面につけ、前傾姿勢をキープします
(2)クラブを両手で持ち、両腕を上げます
(3)この動きを数回繰り返してください
※前傾姿勢をキープすることがポイント。肩回りから背中にかけてのストレッチです。
トレーニング3
(1)左手でクラブを地面につけ、左足を上げます
(2)そのまま左足を後ろに引いてください
(3)この動きを数回繰り返し、クラブを右手に持ち替え、右足も同様の動きをします
※ポイントは上半身が前に倒れ過ぎないこと。股関節をほぐします。
トレーニング4
(1)前傾姿勢になり、右腕を横に伸ばします
(2)右手でクラブを地面につけ、左腕を下げます
(3)左腕を上げます
(4)この動きを数回繰り返し、左手でクラブを地面につけ、右腕を上げてください
※頭は下を向いた状態を保ってください。背中からわき腹にかけて伸び、肩回りと背中の柔軟性を高めます。背中が丸まらないように注意しましょう。
トレーニング5
(1)両腕でクラブを持ち、腕を下げます
(2)クラブを持ったまま、腕を左右に振ります
(3)この動きを数回繰り返してください
※下半身を安定させることがポイント。背中と肩回りの柔軟性を高めます。
(取材協力/fmill)
■ 工藤健正(くどう・たけまさ) プロフィール
スポーツトレーナー。サッカーやバレーボールチームを経て2009年に諸見里しのぶの帯同トレーナーとして賞金女王争いをサポートした。15年からは宮里美香のトレーナーとして米ツアーに帯同。その後は元世界ランキング1位のリディア・コーのトレーナーも務め、帰国後はテレサ・ルーらをサポート。現在はトップアスリートからスポーツ愛好家など幅広くサポートしている。