振るBODYメソッド

インナーマッスルと体幹を“寝たまま”鍛える

2022/02/10 13:00
インナーマッスルを鍛える(写真:ぱくたそ、モデル:八木彩香)

力強い打球を飛ばすために必要な体幹とインナーマッスル(深層筋)。飛距離やミート率のアップ、ケガやミスを防止するという点でも大切な役割を担っています。

体幹やインナーマッスルを鍛えると身体の軸がブレにくくなるため、スイングで大切な再現性を高められます。また腕の力に頼らず振れるため、手打ちが改善。傾斜地からでも、球をクリーンにヒットさせる可能性が上がります。技術的なレベルアップが重なると、トップでタメを作り捻転(ねんてん)を生み出し、ショット力が高まります。

そもそも体幹を鍛えると言うと、腹筋を硬くするというイメージがあるかもしれません。しかしゴルフのスイングでは、インナーマッスルが体全体と連動してバランス良く動くことが必要不可欠。左右前後と柔軟に力を伝える必要があります。

今回は、寝た状態から体幹やインナーマッスルを鍛えるトレーニングを紹介します。腹筋を鍛えることが苦手という方もぜひ試してみてください。

トレーニング1

10秒キープが難しい方は5秒から始めましょう

(1)仰向けに寝ます
(2)両ひざを上げます
(3)両手でひざに触り、この体勢を10秒キープします
(4)5回繰り返します
※背中が丸まらないように、背中を床につけた状態で両手をひざにつけます

トレーニング2

体全体と連動して使えるインナーマッスルを

(1)仰向けに寝ます
(2)左ひざを上げます
(3)右手で左ひざを触り、この体勢を10秒キープします
(4)5回繰り返します
(5)逆の手足で同じ動きをします
※ストレッチ1と同様に背中を床につけた状態で、手をひざにつけます

(取材協力/fmill

■ 工藤健正(くどう・たけまさ) プロフィール

スポーツトレーナー。サッカーやバレーボールチームを経て2009年に諸見里しのぶの帯同トレーナーとして賞金女王争いをサポートした。15年からは宮里美香のトレーナーとして米ツアーに帯同。その後は元世界ランキング1位のリディア・コーのトレーナーも務め、帰国後はテレサ・ルーらをサポート。現在はトップアスリートからスポーツ愛好家など幅広くサポートしている。