振るBODYメソッド

飛距離アップに効く下半身強化トレーニング

2022/11/10 14:00
いつのまにか捻転が浅くなっているかも!?

より遠くへ飛ばすためには腕力よりも下半身の柔軟性や筋力が大切です。ゴルフスイングには日常生活ではあまりない下半身の動きが含まれており、普段から意識して動かさないと捻転が浅くなり飛距離が落ちてくることも…。そこで今回は、スイングに必要な下半身の柔軟性と筋力を身につけるトレーニングをご紹介します。

ひざを中心に足を回旋させる運動

足裏を床につけたままひざを内側と外側に動かします

(1) 足を前後に開き、ひざを曲げて腰を少し落とします
(2) 足の裏を床につけたまま、前側の足のひざをゆっくりと外側へ動かします
(3) そのまま、今度はひざをゆっくりと内側へ動かします
(4) (2)(3)を10~15回程度繰り返したら、逆の足を前にして同様に行います

ポイントは、足裏全体が床から浮かないように意識しつつ、上体が動かないようにすること。ひざを中心に足をねじる運動はスイングの捻転力アップにつながるのと同時に、スウェーや下半身のケガ予防にも最適です。

前傾姿勢でひざの屈伸運動

前傾姿勢を保ちながらひざの屈伸運動をします

(1) 足を前後に開いてひざを少し曲げ、上体を腰から前傾させます
(2) 前傾姿勢をキープしながら前側の足のひざをゆっくりと曲げ、(1)の姿勢に戻ります
(3) (2)を20回程度繰り返したら、逆の足を前にして同様に行います

前傾をキープしつつ、後ろ側の足で腰の開きを抑えることがポイント。前傾時の体重配分は前後7:3くらいが理想です。アドレス姿勢の安定や、地面を蹴る力の強化によってヘッドスピードの向上が期待できます。スクワットが苦手な方でも、この運動なら簡単に無理なく続けることができるはずです。

取材協力/fmill

■ 工藤健正(くどう・たけまさ) プロフィール

スポーツトレーナー。サッカーやバレーボールチームを経て2009年に諸見里しのぶの帯同トレーナーとして賞金女王争いをサポートした。15年からは宮里美香のトレーナーとして米ツアーに帯同。その後は元世界ランキング1位のリディア・コーのトレーナーも務め、帰国後はテレサ・ルーらをサポート。現在はトップアスリートからスポーツ愛好家など幅広くサポートしている。