振るBODYメソッド

飛ばす力をためるテークバック強化エクササイズ

2022/11/24 14:00
弓を引き絞るようにパワーをためて遠くまで飛ばしましょう

飛距離を出すために大切なのは、テークバックで弓を引き絞るようにパワーをためること。しかし、ゴルフクラブを手にすると意識がヘッドへと向いてしまい、体を使ってパワーをためる動きがおろそかになりがちです。そこで今回は、テークバックに必要な筋力や柔軟性を向上させつつ、正しい動きを体に覚えこませるエクササイズをご紹介します。

左手をひざ、右手を後頭部に置いて上体を捻転

左手を右ひざ、右手を後頭部に置いて捻転してみましょう

(1) スイング時よりも少し深く前傾し、左手を右ひざ、右手を後頭部に置きます
(2) 下半身が動かないように意識しながら、上体を右にねじれるところまでゆっくりねじります
(3) (2)を15回程度繰り返したら、右手を左ひざ、左手を後頭部に置いて逆側(フォロー側)も同様に行います

ポイントは猫背にならないように意識することです。最初は深く捻転できなくてもOK。繰り返し行うことで徐々にテークバックに必要な柔軟性や筋力が身についていきます。

左手をアドレス位置に残したままテークバック

左手をアドレス位置に残したままテークバックと同じように捻転します

(1) 実際のスイングと同じようにアドレス姿勢を取って両手のひらを合わせます
(2) 左手をアドレスの位置に残したまま、上体を右にねじれるところまでゆっくりねじります
(3) (2)を15回程度繰り返したら、右手をアドレスの位置に残して逆側(フォロー側)も同様に行います

実際のテークバックに近い動きを行うことで、体の動かし方を意識しやすくなるのがこのエクササイズのポイント。体の中心を意識しながらねじることを繰り返せば、腕ではなく体でテークバックする感覚を身につけられるはずです。

取材協力/fmill

■ 工藤健正(くどう・たけまさ) プロフィール

スポーツトレーナー。サッカーやバレーボールチームを経て2009年に諸見里しのぶの帯同トレーナーとして賞金女王争いをサポートした。15年からは宮里美香のトレーナーとして米ツアーに帯同。その後は元世界ランキング1位のリディア・コーのトレーナーも務め、帰国後はテレサ・ルーらをサポート。現在はトップアスリートからスポーツ愛好家など幅広くサポートしている。