自分の「正しいトップの位置」がわかるお手軽ストレッチ
2023/07/20 11:00
今回はオーバースイングを防ぐストレッチの第二段。テークバックで上半身を捻じるとき、体は止まっているのに腕でクラブを上げてしまっていませんか?腕が上がる位置の限界と、腹筋を意識することで、正しいトップの位置を体に覚えさせる動きをお伝えします。
アドレスした状態から、両手を肩に置きます。
(1)前傾を保ったまま、テークバックをするように体を右側に捻っていきます。この時、両足裏が地面から離れないよう注意。腹筋に力を入れてお腹から身体を捻じる感覚を意識しましょう。
(2)捻じれなくなったところで両腕を右側に伸ばします。個人差はありますが、大体は床と平行になるくらいまで上げると窮屈に感じる方が多いです。
(3)右腰を後ろに引きすぎて、体が必要以上に開いてしまわないように注意。トップの状態を3~5秒キープし、ゆっくり体を正面に戻しましょう。10回を目安に行います。
トップが大きくなってしまう人の特徴は、スイングになるとついクラブの重さや反動で腕を上げすぎてしまったり、体幹が使えずトップで伸び上がってしまったり…。お腹を使って体を捻じりながら、「ここまでしか回らない!」という感覚を覚えましょう。
■ 工藤健正(くどう・たけまさ) プロフィール
スポーツトレーナー。サッカーやバレーボールチームを経て2009年に諸見里しのぶの帯同トレーナーとして賞金女王争いをサポートした。15年からは宮里美香のトレーナーとして米ツアーに帯同。その後は元世界ランキング1位のリディア・コーのトレーナーも務め、帰国後はテレサ・ルーらをサポート。現在はトップアスリートからスポーツ愛好家など幅広くサポートしている。