振るBODYメソッド

「首」の”バーチカルトレ”でスイングの再現性UP↑

2024/03/21 11:00

「首」を鍛えるトレーニング第2弾。スイング中に首を意識する人はなかなかいませんが、実はここを強化することで、スイング中のバランスが良くなります。インパクトの再現性もアップ。トッププロほど首を鍛えています。前回は左右のトレーニングでしたが、今回はタテ(バーチカル)の動き。インパクトで頭が上がって前傾が起きてしまう人などに、特にお勧めです。

アゴで手のひらを押し5秒キープ。3段階に分けて行う

足を肩幅の広さで開き、背筋を伸ばして下を向きます。

(1)両手のひらの下側(小指球)をアゴに当てます。
(2)アゴを下に下げるように手を押していきます。力をかけたまま5秒キープ(写真左)。
(3)次に顔を水平にして同じように力をかけます(写真中)。最後に頭を後ろに傾け、同じように力をかけて手を押していきます(写真右)。
(4) アゴがやりづらい方は、小指球をおでこに当ててもOKです(写真下)。おでこの場合も下向きから3段階、顔が正面を向くまで上げていきましょう。
(5)3段階10セットを目安に、ゆっくり行っていきましょう。

おでこに手を当てる形でもやってみよう

アドレスで首が下に垂れさがっている人にも効果的。首を鍛えることで、ゴルフだけでなく普段の姿勢もキレイになります。

■ 工藤健正(くどう・たけまさ) プロフィール

スポーツトレーナー。サッカーやバレーボールチームを経て2009年に諸見里しのぶの帯同トレーナーとして賞金女王争いをサポートした。15年からは宮里美香のトレーナーとして米ツアーに帯同。その後は元世界ランキング1位のリディア・コーのトレーナーも務め、帰国後はテレサ・ルーらをサポート。現在はトップアスリートからスポーツ愛好家など幅広くサポートしている。(大門パフォーマンススタジオ/https://www.daimon-ps.com/)