球がつかまる首の動きとは 鈴木愛のトレーナー直伝 「首トレ」第3弾
2024/04/04 11:00
「首」を鍛えるトレーニング第3弾。スイング中に首を意識する人はなかなかいませんが、実はここを強化することで、スイング中のバランスが良くなります。前回は首のタテ(バーチカル)の動きでしたが、今回はヨコ(ホリゾンタル)の動き。インパクトで頭を残せと言われますが、頭を残すにはまさに首のヨコの可動域が重要になってきます。
(1)足を肩幅に開き、背中と後頭部を壁につけて固定します。
(2)首だけ90度右に回転。真横を向きます。胸も一緒に回したり、アゴの高さが下がって右斜め下を向いたり、首が前に傾かないように注意しましょう。
(3)右を向いたまま5秒キープ。ゆっくり元に戻して、再び右を向きます。これを3セット。
(4)次は同じように首を左に90度回転し、同じ動きを3セット行います。
やりづらい方は、両足を一歩前に出して背中だけで体重を支えるようにして行うと、首が前に傾かなくなります。後ろを振り返るとき、首だけで振り返るイメージです。首を鍛えて可動域を広げることで頭を残す動きがやりやすくなる。結果、球がつかまってくるはずです。
■ 工藤健正(くどう・たけまさ) プロフィール
スポーツトレーナー。サッカーやバレーボールチームを経て2009年に諸見里しのぶの帯同トレーナーとして賞金女王争いをサポートした。15年からは宮里美香のトレーナーとして米ツアーに帯同。その後は元世界ランキング1位のリディア・コーのトレーナーも務め、帰国後はテレサ・ルーらをサポート。現在はトップアスリートからスポーツ愛好家など幅広くサポートしている。(大門パフォーマンススタジオ/https://www.daimon-ps.com/)