振るBODYメソッド

超!地味だけど効果は絶大 スウェー防止&捻転差トレーニング

2024/05/30 11:00

飛ばそうと意識しすぎて、バックスイングで大きく右に動いたり、インパクトで左に動き過ぎたりしていませんか?スイング中の腰の横移動は、実際はほんの少しで良いんです。クラブを杖代わりにした腰振りトレーニングで、正しい腰の動く幅と回転の動きを確認しましょう。

バックスイング(写真中)で右腰を切り、フォローで左腰を切る(写真右)。横の動きはほぼない

(1)足を肩幅に開き、アドレスと同じように軽くヒザを曲げます。両手でクラブを持ち、ヒジをのばした状態で杖を地面につくようにセットします。
(2)スイングのイメージで、腰を右→左と回します。ついたクラブを中心に、おへそが左右それぞれ20度くらいは回るように動かしましょう。
(3)アドレスと同じように背筋は伸ばしたまま。体が箱に入っているようなイメージで、横に傾いたり、横に動いてしまわないようにしましょう。
(4)左右合計20回。腰を動かしにくい方は、クラブを遠くについて前傾姿勢を深くすると動かしやすくなります。慣れたらだんだんクラブを体に近づけて、実際のスイングに近い姿勢で行いましょう。

クラブを両手で持つことで上半身が固定されるので、上半身・下半身が分離した動きも練習できます。正しい幅で腰を回すことで、スウェーを予防し、捻転を深めていきましょう。

猫背にならないよう注意

■ 工藤健正(くどう・たけまさ) プロフィール

スポーツトレーナー。サッカーやバレーボールチームを経て2009年に諸見里しのぶの帯同トレーナーとして賞金女王争いをサポートした。15年からは宮里美香のトレーナーとして米ツアーに帯同。その後は元世界ランキング1位のリディア・コーのトレーナーも務め、帰国後はテレサ・ルーらをサポート。現在はトップアスリートからスポーツ愛好家など幅広くサポートしている。(大門パフォーマンススタジオ/https://www.daimon-ps.com/)