振るBODYメソッド

1日20回でまるで別人に 「脱!手打ちトレーニング」Here we go!

2024/06/13 11:00

「ハンドファースト」を意識しすぎて手打ちになっている方必見。今回は肩・胸・腰の一体感を持たせて、ボディターンでしっかり球をつかまえるためのトレーニングです。実際のスイングに近い動きで、正しい体の使い方を身につけましょう。

クラブヘッドで肩の動きを意識

(1)クラブを床と平行になるよう胸の高さに当て(ヘッドが右にくるように)、両手で抱えるように持ちます。アイアンを打つ際のアドレスと同じ足幅に開き、前傾してヒザを少し曲げましょう。クラブを肩の高さで持つことで、肩の回転がイメージしやすくなります。

(2)頭を動かさず、トップの位置まで肩を右に回転させます。左肩がアゴの下にくるまで胸をしっかり回しましょう。

(3)スイングのように切り返し→インパクト→フォローの位置まで肩を回します(右肩があごの下にくるまで)。この際、右側にあるクラブヘッドを仮想ボールに当てるイメージを持ってください。これができれば、実際のスイングで正しいハンドファーストでインパクトが迎えられます。

(4)余裕がある方はフィニッシュまで体を回します。アドレス幅が狭すぎたり、横振りになったりすると、バランスが取れずによろけてしまいます。適正なアドレス幅を確かめるのにも効果的です。

余裕のある人はフィニッシュまで

20回を目安に行いましょう。正しいボディターンをトレーニングで体に染み込ませ、きれいなスイングを身につけましょう。

■ 工藤健正(くどう・たけまさ) プロフィール

スポーツトレーナー。サッカーやバレーボールチームを経て2009年に諸見里しのぶの帯同トレーナーとして賞金女王争いをサポートした。15年からは宮里美香のトレーナーとして米ツアーに帯同。その後は元世界ランキング1位のリディア・コーのトレーナーも務め、帰国後はテレサ・ルーらをサポート。現在はトップアスリートからスポーツ愛好家など幅広くサポートしている。(大門パフォーマンススタジオ/https://www.daimon-ps.com/)