振るBODYメソッド

全身を使って打てる「骨盤トレ」/ 鈴木愛のトレーニングをご自宅で vol.2

2024/07/11 11:00

今季好調を維持している鈴木愛。その陰には地道なトレーニングがあった。彼女がシーズン中に実際やっているトレーニングを、専属トレーナーの工藤健正氏が紹介する。第2回は骨盤ストレッチ。腕・肩甲骨・お腹・骨盤を含めて、全身を連動させたスイングに効果的だ。

(1)足は腰幅、手を肩幅に広げて四つん這いになります。つま先を立て、手のひらとつま先でしっかり床をとらえるように意識しましょう。
(2)足の幅が狭すぎたり、広すぎたりすると力が入りにくくなります。つま先を立てないと、足から骨盤にかけての動きが悪くくなってしまうので注意。

骨盤を動かすストレッチ

(3)手のひらで床を真下に押しながら、骨盤を立てるように背中を丸めていきます。肩甲骨が広がるのを感じながらゆっくり丸めていき、今度は肩甲骨を寄せるように、背中を反らしていきます。
(4)10~15回を目安にゆっくり繰り返しましょう。ひじは真っすぐ、肩の内旋・外旋運動を意識しながらやると、より効果的です。

アドレスの基本姿勢

背中が丸まった状態と、反った状態の中間くらいがアドレスの基本姿勢。インパクトでグッと背中が丸まる感覚を身につけましょう。自然に動くようになれば、腕のローテーションと一緒にお腹と骨盤が使えるようになります。

■ 工藤健正(くどう・たけまさ) プロフィール

スポーツトレーナー。サッカーやバレーボールチームを経て2009年に諸見里しのぶの帯同トレーナーとして賞金女王争いをサポートした。15年からは宮里美香のトレーナーとして米ツアーに帯同。その後は元世界ランキング1位のリディア・コーのトレーナーも務め、帰国後はテレサ・ルーらをサポート。現在はトップアスリートからスポーツ愛好家など幅広くサポートしている。(大門パフォーマンススタジオ/https://www.daimon-ps.com/)