振るBODYメソッド

アナタの肩関節・股関節どのくらい動く?/可動域MAXへの道 ♯1 テスト編

2024/11/28 11:00

寒~い冬場は肩関節も股関節もカッチコチ。冬場のラウンドで「一日全然当たらない!」とならないために、可動域アップのトレーニングを「初級編」「上級編」に分けて6回にわたって紹介します。その前に“状態”のチェックから。肩関節2、股関節2の計4テストを行い、自身の可動域を調べます。4つすべて合格なら「上級編」からスタート。1つでもできないものがあれば、次回は「初級編」からのトレーニングになります。

■肩関節チェック1

顔が前に出たり腰が曲がったりするのはNG(写真右)

(1)正座の姿勢で両手をひざに置きます。
(2)ひじが曲がらないよう、両腕を真っすぐ上に上げていきます(地面に対して90度に)。
(3)腰が曲がったり、頭が前に出たり首が下を向いたりせず、耳の真横まで上げられたら合格です。

■肩関節チェック2

顔が前に出たり背中が曲がったりしたらNG(写真右)

(1)正座の状態から両手を背中側に回し、腰の辺りで重ねます。肩の内旋がしっかりできているかのチェックです。
(2)背筋はピンと伸ばしたまま、顔が前に出ないように手が腰のあたりで重なれば合格です。

■股関節チェック1

「4の字」を体に引き寄せるときに形が崩れてしまうのはNG(写真右)

(1)両足を伸ばして座り、両手をお尻の後ろにつきます。上体を少し後ろに傾けた状態でスタート。
(2)右足首を左足のひざのあたりに乗せ、「4の字」を作るように組みます。
(3)「4の字」をキープしたまま、左ひざを体に引き寄せます(写真左のように)。
(4)ひじ・首・背筋が曲がらずに、「4の字」がキープできれば合格。「4の字」が崩れてしまわないよう注意してください。

■股関節チェック2

股関節チェックその2

(1)両足を伸ばして座り、あぐらをかくように両足の裏をくっつけます。
(2)両足の裏をくっつけたまま、かかとを体に引き寄せます。
(3)ひざが立ってしまったり、体が後ろに倒れるのはNG。お尻からこぶし2個分の距離まで足を引き寄せられたら合格です。

あなたは肩&股関節の可動域はどれくらい?

さあ、いかがでしたか?次回から実際のトレーニングを紹介していきます。テストを全部クリアでき方は、上級編からスタート。少しでも不安がある方は、初級編から始めていきましょう。

■ 工藤健正(くどう・たけまさ) プロフィール

スポーツトレーナー。サッカーやバレーボールチームを経て2009年に諸見里しのぶの帯同トレーナーとして賞金女王争いをサポートした。15年からは宮里美香のトレーナーとして米ツアーに帯同。その後は元世界ランキング1位のリディア・コーのトレーナーも務め、帰国後はテレサ・ルーらをサポート。現在はトップアスリートからスポーツ愛好家など幅広くサポートしている。(大門パフォーマンススタジオ/https://www.daimon-ps.com/)