振るBODYメソッド

朝イチからトップがグイっと入るストレッチ/可動域MAXへの道 ♯2 肩関節編

2024/12/12 11:00

冬の間に可動域をグイグイ広げる短期連載企画。第一回目は肩関節をストレッチしていきます。初級編&上級編の2つを紹介。前回の可動域チェックで、ひとつでも「×」がついた方は初級編からスタートしましょう。

■初級編「わき腹周辺をグイーンと伸ばす」

四つん這いの姿勢からお尻を後ろに下げていく 肩関節ストレッチ(初級編)

(1)四つん這いになり、手のひらをペタっと床につけます。
(2)頭から背中を真っ直ぐにしたまま、お尻をかかとにつけるよう後ろに引きます。このとき頭が下がったり、肩が上がらないように注意。わきの下・わき腹が伸びている感覚があればOKです。
(3)最初は肩の真下に手をおいて、慣れてきたらだんだん体から遠いところに手をついて行うとより効果的です。10回を目安に行いましょう。

■上級編「さらにわき腹がキューっと伸びる」

手を重ねるだけで強度はプラスされる 肩関節ストレッチ(上級編)

(1)基本姿勢は初級編と同じですが、四つん這いの状態から左手を右手に重ねるように置きます。
(2)初級編と同様、お尻をかかとにつけるよう真っすぐ後ろに引きます。
(3)左のわき腹が伸びていればOK。10回行ったら、今度は右手を左手に重ねて同じ動きを10回やりましょう。

次回は股関節。体が固まりやすい冬場こそ、可動域強化でライバルに差をつけましょう。

■ 工藤健正(くどう・たけまさ) プロフィール

スポーツトレーナー。サッカーやバレーボールチームを経て2009年に諸見里しのぶの帯同トレーナーとして賞金女王争いをサポートした。15年からは宮里美香のトレーナーとして米ツアーに帯同。その後は元世界ランキング1位のリディア・コーのトレーナーも務め、帰国後はテレサ・ルーらをサポート。現在はトップアスリートからスポーツ愛好家など幅広くサポートしている。(大門パフォーマンススタジオ/https://www.daimon-ps.com/)