スタート前にやるだけで…冬でも足がめっちゃ動く!/可動域MAXへの道 ♯5 股関節編その2
2025/01/23 11:00
冬の間に可動域をグイグイ広げる短期連載企画。第5回は股関節の第2弾(初級編・上級編)を紹介します。可動域チェック編で、ひとつでも「×」がついた方は初級編からスタートしましょう。
■初級編「つま先ハの字スクワット」
(1)足を腰幅より広めに開いて立ちます。つま先は外側に開き、両手は太ももの横に置きましょう。
(2)スクワットのように腰を真っすぐ落としながら、手をスライドして足首を触ります。お尻は後ろに突き出すようなイメージです。背中が曲がらないように注意しましょう。
(3)頭が下がって腰から折れてしまうとNG。手が足首まで届かない方は、まずはヒザまで、慣れてきたらすねまで…と、徐々にスクワットを深くしましょう。10回を目安に行います。
■上級編「“顔振り向き”スクワット」
(1)初級編のスクワットして足首を触った状態をまず作ります。
(2)続けて右上を見るように顔をひねりながら、同時に右ひじを上げます。
(3)胸をしっかり右上に向けましょう。ひじを上げることで、体の捻転が深まり、股関節に負荷がかかります。左右交互に10回ずつ行いましょう。
次回は肩関節の第3弾。体が固まりやすい冬場こそ、可動域強化でライバルに差をつけましょう。
■ 工藤健正(くどう・たけまさ) プロフィール
スポーツトレーナー。サッカーやバレーボールチームを経て2009年に諸見里しのぶの帯同トレーナーとして賞金女王争いをサポートした。15年からは宮里美香のトレーナーとして米ツアーに帯同。その後は元世界ランキング1位のリディア・コーのトレーナーも務め、帰国後はテレサ・ルーらをサポート。現在はトップアスリートからスポーツ愛好家など幅広くサポートしている。(大門パフォーマンススタジオ/https://www.daimon-ps.com/)