練習場で打ち始めるのは「ドライバー」or「ウェッジ」、どっち?/教えて本多弥麗編
本多弥麗プロに一問一答!
ラウンド当日、スタート直前にドライビングレンジで行う練習が今回のテーマ。打ち始めるクラブは、体慣らしの意味で『ドライバー』から? それともスイングを固める『ウェッジ』から? 今回から国内女子ツアーで戦い続ける若手注目プロたちに一問一答を行った。まず最初のゲストは、正確なショットとショートゲームに定評がある本多弥麗プロが登場。
「ウェッジ」派が多数
平均90台ゴルファー調査では、『ウェッジ』派が『ドライバー』派を超える数字に。『ウェッジ』派の理由は「普段の練習と同じように、『ウェッジ』から順に短いクラブから長いクラブへ移行しています」(MMさん/54歳)、「重いクラブから順に打つほうが、スイングが崩れない気がするから」(スーさん/43歳)など。
アベレージゴルファーの意見では『ウェッジ』派が多かったが、果たして本多弥麗プロの見解は……!?(以下、本多プロの解説)
答えは「1番のティショットで使うクラブ」!
「スタート直前の練習で打つ球数は、だいたい30球前後。どのクラブから打ち始めるかは、プロそれぞれにこだわりがありますが、私の場合、『ドライバー』か『ウェッジ』かと言われれば、『どちらでもない』というのが答えですね。というのも、私が練習場で最初に打つのは、その日のスタートホールのティショットで使うクラブだから。多いのは『ドライバー』ですが、ホールの構成やレイアウトによってはフェアウェイウッドやアイアンの場合もあります。
本番を想定して疑似ラウンド
以前は『ウェッジ』の短いアプローチから始め、徐々にクラブを長くしていくというウォーミングアップ的な練習をしていましたが、実は今年から本番を想定した練習方法を取り入れるようにしました。ホールのレイアウトを頭の中でしっかりイメージし、その日のスタートホールから順番にシミュレーションしていくのです。
1打ずつクラブを替える
例えばスタートがパー4なら、バッグから『ドライバー』を抜き、ボールをティアップ。普段通りのルーティンでアドレスに入り、本番のつもりで打ちます。いまの感じだと、ティショットはフェアウェイ左サイド。2打目は残り150ヤードでピンは右奥だから6番アイアンという具合に、1打ずつクラブを替え、アドレスの向きも変えて打っていくのです。ミスが出ればアプローチをして、グリーンに乗ったら、次のホールに進みます」。