微妙な距離の打ち分けは「振り幅」or「スイングスピード」、どっち?/教えて小橋絵利子編
2015/11/16 09:00
スタンスを変えれば、ヘッドが描く円が変わる!
「『振り幅』は同じなのに、どうして飛ぶ距離が変わるの? と思うかもしれません。スタンス幅が広くなると、同じ腰から腰の『振り幅』で振っても、正面から見たときのクラブヘッドが描く円は自然と大きくなりますよね。加えて、右から左への体重移動も少し入ってくるので、『振り幅』は変わらなくても、スタンスが広くなるにしたがってボールに伝わるパワーは大きくなり、飛ぶ距離が変わるというわけです。
緩みやパンチが入るとミスになる…
もちろん『スイングスピード』やインパクトの強さで微妙な距離を打ち分ける“感覚派”のプロも居ます。ただ、私の場合は感覚で打ち分けようとすると、インパクトで緩んだり、逆にパンチが入ったりとミスが出てしまうのです。
アプローチはシンプル思考で!
私たちプロは毎週試合があるので感覚を常に保てますが、アマチュアの方は『スイングスピード』などの感覚で打ち分けるのは、なかなか難しいです。私が実践する『スタンス幅』での打ち分け方なら久しぶりのラウンドでも距離感を合わせやすく、シンプルなのでミスも減ると思いますよ」。
解説/小橋絵利子
1988年4月25日生まれ、岡山県出身。10歳でゴルフを始め、香川西高校、立命館大学でゴルフの腕を磨く。2013年に3度目の挑戦でプロテスト合格。今季は主戦場のステップアップツアーで2位が2回。レギュラーツアーの出場権獲得を目指して奮闘中。粘り強いゴルフが身上で、ショートゲームの上手さには定評がある
撮影協力/マンシングウェア
撮影トーナメント/マンシングウェアレディース東海クラシック(新南愛知カントリークラブ)