教えて○○プロ、正解はどっち?

パッティングのスタンス向き 「オープン」or「スクエア」、どっち?

2016/03/01 09:10

「ヘッドアップ」も防げる!

頭を上げずとも、打ち出し直後のボールが見れる

「『オープン』に構えるもうひとつの利点は、フォローで頭や体が起き上がる“ヘッドアップ”のミスを防げること。結果が気になって顔や体が早く起き上がると、右に押し出したり、左に引っかけたりと様々なミスが出ます。スタンスが『スクエア』の場合、ボールの行方を見るには顔や体を目標に向ける必要があるので、ヘッドアップしやすいのです。

「目線」だけでボールを追える!

アドレス時(画像左)から既に顔がやや左に傾いている

スタンスが『オープン』の場合、頭の位置を変えたり、体を起こさなくても、目線だけでボールを追えます。その分、頭の起き上がりを最小限に抑えながら、ボールの行方を追うことができるのです。ですのでヘッドアップのミスを減らすことにつながります。

「フォロー」で体を左に流さない!!

アドレスからフォローまで、頭が左右に動かない

アマチュアの方でどうしてもヘッドアップしてしまうという人は、『オープン』スタンスを試してみるのも方法のひとつです。カップまでの視界も広くなるので、距離感も合わせやすくなりますよ。体が開いている分、フォローで体が左に流れやすいのでその点は注意してください」。

解説/甲斐慎太郎
1981年5月29日、宮崎県生まれ。中学2年生でゴルフを始め、福岡県の沖学園高校から日本体育大学に進学。4年生時には日本アマと日本学生選手権を制覇。04年にプロ入りし、08年の「パナH杯KBCオーガスタ」でツアー初優勝。今季は2011年以降、喪失しているツアーシード権の復活に期待がかかる

撮影協力/ルコックゴルフ、ゴルフ倶楽部成田ハイツリー

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