教えて○○プロ、正解はどっち?

打ち下ろしでの目標は「落下地点」or「目線ライン上」、どっち?/教えて牧野裕編

2016/03/22 09:00

「実際」の目標? それとも「仮想」の目標?

今回はティショットに限らず、打ち下ろし全般でのテーマ

コースで出会う多くの状況の中でも最も難しいと挙げる人も多い“打ち下ろし”でのショット。打ち下ろしの状況で気になるのが、目標の設定だ。実際ボールが落ちるフェアウェイ上の『落下地点』に取るべきか? それとも、目線と同じ高さの目印『目線ライン上』で取るべきか? 今回も明快な解説でお馴染み・牧野裕プロにお答えいただく。

『目線ライン上』が圧倒的多数!

平均90台ゴルファー調査では、『目線ライン上』派が81%と圧倒的に多かった。理由は「高さを意識せず『目線ライン上』に打っていくほうがミスしない気がする」(N子さん/62歳)、「向こう岸の林や電信柱を目標にしています」(TFさん/48歳)といったものだった。

アベレージゴルファーの意見は『目線ライン上』が多数派だったが、果たして牧野裕プロの見解は……!?(以下、牧野プロの解説)

「私は、『落下地点』です」

袖ヶ浦CC 新袖コース 2H ティグラウンド

「打ち下ろしに限らず、ショットをするときは最後にボールを止めたい地点に、私は目標を設定しています。厳密に言うとどちらも正解ではないのですが、ボールを打ち出していく方向ということであれば、『落下地点』が正解になります。

「着地」まで明確にイメージしたいから

「ランまで想定して打っていきます」(牧野プロ)

ショットを打つ前には、ボールをフェアウェイの何処に落として、何処に止めるのか、弾道と球筋をイメージすることが大切です。打ち下ろしのショットは滞空時間が長く、風の影響も受けやすいので、ボールが地面に着地するまでより明確にイメージを描きたい。そのためには、打ち下ろしていくフェアウェイ上に目標を設定したほうがイメージしやすいのです」。

「左肩下がり」のアドレスに注意!≫
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