ロングパットとショートパットで前傾角度「変える」or「変えない」、どっち?/教えて牧野裕編
2016/04/12 09:00
パッティングの姿勢、プロは変えている…?
今回のテーマは、パッティング時のアドレス姿勢。ロングパットとショートパットで、前傾姿勢の角度を浅くしたり深くしたり。その都度角度を調整してパットしている『変える』派!? それとも、どちらも同じままの姿勢でパットする『変えない』派!? プロの見解は果たしてどっちなのか。今回もTV中継の解説でお馴染み・牧野裕プロに伺った。
6割が『変える』派!
その前に平均90台ゴルファー調査の結果を見てみると、『変える』派が6割で大きく上回った。理由は「ショートと同じように深めに構えていると、ロングは距離感が合わせにくいから」(テレビ爺さん/66歳)というものが多かった。
アベレージゴルファーの意見は『変える』が多数派だったが、果たして牧野裕プロの見解は……!?(以下、牧野プロの解説)
「意識はしていません」
「私はロングパットでもショートパットでも、アドレスの姿勢や打ち方は同じで何も変えていません。なので、私の意識としては『変えない』が答えですが、この取材&撮影で実際には微妙に前傾角度が変わっていることに気づきました。ですから正確には『自然に変わる』が正解ですね。
「自分でも新発見!(笑)」
具体的にいうと、ロングパットでは上半身の前傾姿勢がやや浅く、距離が短くなるに従ってわずかに前傾が深くなっていきます。もちろん自分で意識的に前傾角度を変えているわけではなく、自然に変わっているのです。これは自分でも驚きというか、“新発見”ですね(笑)。
“目線”が高いとタッチが合う!
カップまで距離があるロングパットの場合、最も大事なのは距離感、タッチを合わせることです。目標(カップ)が遠くにあるときは目線を高くしたほうが、距離感を把握できて、タッチも合いやすくなります。なるべく目線を高く保ったままストロークしたいので、無意識にアドレスで前傾姿勢が浅くなるというのが理由でしょう」。