永井延宏のフェースコントロール

いきなりフェースをガバッと開くとデスムーブA

2014/07/17 10:00

コックは右手と左手を入れ替えるだけでOK

フェースの過度な回転を防ぐ上で大切なのが手首の縦の動き、いわゆるコックです。正しいコックを覚えると、フェースの回転が抑えられるので、M-Tracerの理想値であるハーフウェイからトップまでの50度に近づくことができます。意識する部分は、両方とも前記していますが、左手の肘から小指までの部分と、左手の甲、つまりグローブのロゴの部分。左手の肘から小指までをピンッと張るようにし、グローブのロゴの部分を正面に向かって突き出すようにしながらテークバック。するとアドレス時に身体より遠い外側にある右手が、9時の時点で左手と入れ替わります。手首を縦に動かすような意識はせず、この9時の時点で右手と左手を入れ替えることだけを意識してください。そうすれば正しいコックが自然と身に付きます。

スプリットドリルで手の入れ替えをマスター

正しいコックを身に付けるのに効果的なのがスプリットドリルです。左手と右手を離してグリップを握り、テークバックします。9時の時点で正しい動きができていれば左手が右手より外側になり、クラブは体の方に倒れます。正しい動きができていない場合は右手が外側になり、クラブは外側に倒れるでしょう。しっかりと左手の拳をスイングプレーンの外側に突き出すように押し込んでください。そうすれば左手もしっかりと伸び、グローブのロゴも正面を向くはずです。何度か繰り返し、両手が入れ替わる感覚を覚えてください。次回は、デスムーブBをご説明します。こちらも当てはまるゴルファーは、かなり苦労をされていると思います。丁寧に説明していきますので、一緒に克服していきましょう。

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