S吉クンのゴルフ研究

ゴルフ雑学 キャディさんのお仕事を知ろう(前編)

2015/08/06 10:00

S吉クンがキャディさんに転職!?

S吉クンが飯能グリーンCCの笹川惇さんに1日弟子入り

キャディさんといえばラウンドの心強いサポート役。クラブ選択やコース攻略法、パットのライン読みのアドバイスの他、クラブ運びやバンカーのならしなど実にさまざまな事に気を配って、私たちの楽しいゴルフライフを支えてくれる存在です。
しかし、私たちが普段見かけるキャディさんの姿は、実はそのお仕事のほんの一部。見えない部分でたくさんの工夫や努力をされているようです。
そこで今回は、S吉クンがキャディの接客サービスで評判の高い飯能グリーンカントリークラブに突撃。そのお仕事を体験してきました。(取材協力/飯能グリーンカントリークラブ

高レベルのサービスで評判のC.A.S(キャス)

笹川さんは地元埼玉県出身で入社7年目。他に20人のC.A.Sがいて、全国各地から集まっているとのこと。

(S吉)たのもう、たのもう!今日はこちらでキャディさんのお仕事を体験させてもらえるということでやってきました!

(笹川)は、はじめまして(少し引きながら…)、飯能グリーンカントリークラブのC.A.S(キャス)、笹川惇と申します。

(S吉)笹川さん、よろしくお願いします。決して怪しいものではありませんので!ところでキャスって何でしょうか?

(笹川)ここ飯能グリーンカントリークラブでは、コース・アドバイザリー・スタッフ(Course Advisory Staff)を略してC.A.Sと呼んでいます。ゴルフ知識、コースアドバイス、接客マナーなどのクオリティが高いサービスを提供するキャディという意味なんです。単にクラブなどの荷物運びやラウンドのお世話をするだけではない、お客様に心から楽しかった、来てよかったと思っていただけるようなワンランク上のサービス提供を目標にしています。
飯能グリーンカントリークラブでは、平成元年のオープン以来このC.A.Sのサービスを磨き上げることにこだわり続けていまして、お蔭様でお客様からも高いご評価をいただいています。

(S吉)なるほど。C.A.Sは「キャディさんの中のキャディさん」というわけですね!でも常に高いサービス品質を保つのは大変じゃないですか?

(笹川)そうですね。まず入社後は2、3か月もの期間、座学や現場実習での研修があります。そうして基本的なことをしっかり身に付けた後、さらに仕事の中で先輩やキャディマスターからさまざまな指導を受けつつ、一人前になっていくんです。もちろん自分でも色々勉強しますし、毎月勉強会を兼ねた会議があって、そこでお互い気づいた点を指摘し合ったり、情報共有をしたりして全体のレベルアップを図っています。

(S吉)日々の努力が欠かせないんですね。今日はぜひ、私にも「C.A.S魂」を叩き込んでください。先輩、よろしくお願いします!

(笹川)こちらこそ、よろしくお願いします!

→→→(次ページ「時間との闘いの中で正確さも必要」へ)→→→

時間との闘いの中で正確さも必要≫
1 2