S吉クンのゴルフ研究

ゴルフ雑学 キャディさんのお仕事を知ろう(後編)

2015/08/13 10:00

キャディさんはラウンド後もやることがいっぱい

前回、飯能グリーンカントリークラブのC.A.S(キャス:「コース・アドバイザリー・スタッフ」の略称)、笹川惇さんに弟子入り?したS吉クン。ゴルフ場のキャディさんのお仕事を実際に体験して、想像以上に体力・知力を求められることに驚いたようです。
まだお客さんについてコースに出るには早い、ということで笹川さんの帰りをマスター室で待つS吉クン。さて、ラウンド終わりのキャディさんのお仕事はどんなものなのでしょうか。(取材協力/飯能グリーンカントリークラブ

お客様の思いやニーズをいかに満足させるか

飯能グリーンCCの笹川さん。「今日は楽しかったよ」というお客さんの声が一番の励みとのこと

(笹川)ただいま戻りました。

(S吉)お帰りなさい!ラウンドはどうでしたか?

(笹川)今日は暑いですから、お客様が熱中症になったりしないよう、気を付けました。あと、時々雷が鳴っていましたから(※この日は午後から天気が不安定で時折小雨も)、避難指示の合図で鳴るサイレンを聞き逃さないよう注意もしていましたよ。

(S吉)…メモメモ。その他に、ラウンド中で気を付けるべきことなどあれば教えてください。

(笹川)競技志向なのか、それともあくまで親睦やお楽しみのためにやってきているのかなど、お客様の思いやニーズにまで配慮することも大切です。

(S吉)真剣にスコアもつけながらやっていて、自分の判断でプレーしたいから余計なアドバイスは要らない、という方もいるでしょうね。逆に、ラウンドを盛り上げてほしい、待ち時間の話も楽しみたいという方もいて。

(笹川)お客様と接する中で、いち早くそうしたお気持ちを察しながら、いかにお客様の求めているものをご提供できるかが勝負なんです。

(S吉)なるほど~。この発想はゴルフ以外でも通用しますね!でも、気を使うし、結構大変かも。お疲れ様でした!

(笹川)いえいえ、まだ仕事は終わりじゃありません。お客様に満足してお帰りいただくには、ここから気が抜けませんよ。まずは、お客様のキャディバッグをクロークに運びます。

(S吉)了解です!

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