バンカーでザックリを打て!
2018/02/12 17:00
「バンカー ザックリ」のメカニズムを学ぶ
バンカーでよく出るミスショットのひとつが「ザックリ」です。ヘッドがボールよりかなり手前に入り、砂を多く取りすぎることでバンカーから脱出できない球筋となります。
1. ボールの手前にヘッドを入れる
打ち方は、ボールより手前にヘッドが入るように、鋭角に振り下ろすことがポイントです。ダウンスイングの始動とともに、腕を使って思いきり地面を目がけて振り下ろしていきます。
2. 頭を沈める
腕を振り下ろす際、頭の位置をやや沈める動きを加えることも効果的です。アドレス時の前傾姿勢を崩すことでボールと体との距離が縮まり、地面にヘッドを突き刺す動きを、より可能とさせます。
3. “目玉焼き”イメージだと、NOザックリ
逆に、ザックリが出ないように打つには、「エクスプロージョンショット」と呼ばれる砂を爆発させてフワッとボールを浮かせて打つ打ち方が基本となります。イメージとしてはボールの周辺を目玉焼きに例え、白身の部分にヘッドを入れる感覚。黄身(ボール)ごとフワッとグリーンへ運ぶような打ち方をすると、ナイスリカバリーショットが打てます。
(次回は、「バンカーでの場外ホームラン」をレッスン!)
取材協力/サザンヤードカントリークラブ
解説/吉本 巧(ヨシモト・タクミ)
1980年生まれ、兵庫県神戸市出身。1998年世界ジュニアマスターズにて日本代表として出場し4位入賞。プロゴルファー転向後、米国ミニツアー通算3勝。現プロゴルフコーチとして「銀座ゴルフアカデミー」を主宰。