堀尾研仁のスイング解析レッスン

第4回 強いフックを克服するにはここを直せ!

2014/03/27 11:00

腕の力で打っていると、球筋は不安定になりやすい

堀尾プロ「インサイドアウト軌道の河本さんは、本来、フェースをスクエアに戻せていれば、ドロー系の弾道が出るはずです。ところが、大きなフックとプッシュアウトに悩まれています。この原因は、インパクト時のフェース面の向きに注目すればわかります。ヘッド軌道に加え、フェース面の向きにバラつきが出てしまうと、球筋は右へも左へも曲がってしまうのです。」

河本さんのインパクト

■ インパクト時のフェース角が、インサイドアウトの軌道に対して閉じている

※インサイドアウト軌道の場合、
インパクト時にフェースが閉じると強いフック、開くとプッシュアウトが出る

■堀尾プロの解説

堀尾プロ「ボールの飛び出し方向はヘッド軌道、曲がる方向や幅はフェース面に大きく影響を受けます。インサイドアウト軌道の河本さんは、ボールが右に飛び出しやすいわけです。その軌道でインパクト時のフェースが、目標に対して開いていればプッシュアウト、閉じていればフックになるのです。河本さんの場合、パワーがあるので、曲がり幅はより大きくなってしまう傾向があります。」

ヘッド軌道に関わらず、フェース面の意識が大切

堀尾プロ「基本的にアウトサイドイン、インサイドアウトのどちらの軌道でも、フェース面の重要性に変わりはありません。どちらの軌道も目標に向かってボールをコントロールするためには、プラスマイナス5度以内を目安に練習をしましょう。ヘッド軌道(クラブパス)に大きく角度がついていても、フェース面の角度をスクエア近くに戻せるようになれば、極端な曲がりはかなり抑えられます。インパクト時のフェース面を意識して、練習してみてください。」

腕のパワーで叩きにいくと、フェースが大きく閉じてしまう≫
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