<プラス1>ふくらはぎ・アキレス腱の柔軟性向上エクササイズ
体の筋肉はゴムのように伸び縮みを繰り返すことで関節を動かしています。ふくらはぎ・アキレス腱はゴムと同様、普段から動かして伸び縮みをさせておかないと、硬くなります。急に小走りをすると痛めてしまうこともあります。
特にゴルフスイングでは、地面を蹴る際に負担がかかり、けがを引き起こすことも。今回はスイング全体を通して負担をかけず、姿勢を維持するエクササイズ・トレーニングを紹介します。
ジャックナイフストレッチ
1:骨盤幅に足を開いて、座り込みます。
2:足首を手でつかみ、お腹と太ももが密着している状態をつくります。
3:お尻を天井の方へゆっくり持ち上げて、もも裏・ふくらはぎをストレッチします。
4:お腹と太ももが離れないように注意してください。
インチワーム
1:立位体前屈をするように、床に両手をつきます。
2:足は動かさず、手を少しずつ、交互に前方へ移動させます。
3:その後、手を動かさず、無理のない範囲で足を少しずつ手の方へ移動させます。
4:足が手に近づいてくると、徐々にもも裏・ふくらはぎがストレッチされます。
※この動きはインチワームと呼ばれ、下半身のストレッチだけでなく、全身の引き締めにも効果的です。
ふくらはぎ&アキレス腱ストレッチ
1:写真のように腕立て伏せの姿勢で、左足を右足の上に乗せます。
2:右足のかかとを床につけるように、お尻を後ろに引くと、右足のふくらはぎ・アキレス腱がストレッチされます。反対側も同様に行ってください。
今回はけがをしないための予防エクササイズを紹介しました。ふくらはぎ・アキレス腱は、けがをすると回復までに時間がかかる部分です。気をつけてプレーしましょう。
■ 齋木 拓(さいき・たく) プロフィール
鍼灸師/あん摩マッサージ指圧師/柔道整復師/日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
スポーツ整形外科、会員制スパ&フィットネスクラブ等で治療や運動指導の経験を積む。アスリートからスポーツ愛好家まで、幅広い年齢層への治療やリハビリテーションを通じて、日常生活やスポーツ競技への復帰をサポートしている。 痛みや不調に合わせ「より効率的な身体の使い方」ができるよう、治療とエクササイズを組み合わせた、総合的なコンディショニングを得意とする。現在は治療活動の傍ら、IT企業で従業員のパフォーマンスアップのためエクササイズ・トレーニング指導を行っている。https://carecle.com/detail/201 クリニックオフィシャルサイト:http://www.loople.jp/