PCやスマホの見すぎは要注意!? 自宅でできるドライアイ改善のツボ
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、リモートワークで一日中パソコンとにらめっこという方も多いのではないでしょうか。今回は、ドライアイのセルフチェックとケア方法についてご紹介します。
ドライアイは、失明などの重篤な障害をもたらすことは少ない病気と言われていますが、慢性的な目の疲れや不快感は日常生活の質を下げてしまいます。また、ドライアイの方は比較的、一定の視力で見ることが難しいと言われています。
セルフチェックしてみよう
次の項目で該当する自覚症状はいくつありますか?
□目が疲れる
□物がかすんで見える
□乾いた感じがする
□不快感がある
□充血しやすい
□重たい感じがする
□理由もなく涙が出る
□ゴロゴロする
□痛みがある
□かゆみがある
□目やにが出る
□光をまぶしく感じやすい
□10秒間、目を開けていられない
上記の自覚症状チェックで、5個以上の項目で当てはまった方はドライアイの可能性があります。
簡単にできるツボケアマッサージ
ドライアイの治療では、鍼灸で下記2つのツボをよく使用します。
◎人中穴(ジンチュウ)
鼻の真下で、唇の上端と鼻の付け根の間にあるツボです。敏感な部分なので、「痛くないか」注意しながら、ゆっくりと刺激します。
◎承泣穴(ショウキュウ)
正面を向いたときに、ちょうど瞳孔の真下かつ涙袋の下あたりにあるツボです。
これらは、乾燥した目に潤いを与えてくれるツボです。人差し指や中指でやさしく心地よい強さでゆっくり10秒間、間隔をおきながら刺激しましょう。目の周りはとても敏感なので、マッサージをする強さに注意してください。
ドライアイは、目の表面に潤いを与えている涙が、目全体に広がりにくくなることで起こります。年齢や性別、モニター作業、エアコンなどの生活環境や、コンタクトレンズの着用などが要因と考えられています。
長い時間、同じ目線・距離感で作業を続けることを極力避け、30分に1回程度、一時的に目線を外し遠くの景色を見るなど、目を休めるようにしましょう。症状が辛く、日常生活で支障があると感じたら、近くの眼科医に相談するようにしてください。
(協力/ケアくる)
■ 齋木 拓(さいき・たく) プロフィール
鍼灸師/あん摩マッサージ指圧師/柔道整復師/日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
スポーツ整形外科、会員制スパ&フィットネスクラブ等で治療や運動指導の経験を積む。アスリートからスポーツ愛好家まで、幅広い年齢層への治療やリハビリテーションを通じて、日常生活やスポーツ競技への復帰をサポートしている。 痛みや不調に合わせ「より効率的な身体の使い方」ができるよう、鍼灸の東洋医学的視点からセルフケアやエクササイズ、食事にまで及ぶ総合的なコンディショニングを身上とする。https://carecle.com/detail/201 クリニックオフィシャルサイト:http://www.loople.jp/