骨盤を回そう! 自宅で飛距離UPエクササイズ
飛距離が伸び悩んでいるゴルファーの多くは、スイング時に身体を捻転させる際、骨盤がうまく回っていないことがあります。この回旋がうまくできないと、テークバックとダウンスイングで腰のスウェーを引き起こし、クラブ軌道がばらつきやすくなります。
その結果、十分なパワーがクラブに伝わらず、飛距離が出ない、打球が散らばる、といったミスショットにつながります。
そこで、今回は「骨盤」にフォーカスしたエクササイズをご紹介します。
ハイプランク・ローテーション
1:腕立て伏せの姿勢で肩の真下に手をつき、肘を伸ばして身体を支えます。
2:左足をゆっくりと床から放し、左膝を曲げて左のお尻まで持ち上げます。
3:左膝を右腕の外側まで、身体を捻るように持ってきて2秒間静止します。
4:最初の姿勢に戻って右足も同様に行います。
※床についている足から頭までは、常に一直線をキープします。
ツイストランジ
1:肩でゴルフクラブを抱え、足は骨盤幅に開いて立ちます。
2:右足を正面に大きく踏み出し、左ひざは床すれすれまで落とします。
(※右ひざがつま先よりも前に出ないようにしましょう。)
3:下半身は動かさず、上半身を右側に捻ります。
4:正面の位置まで戻したら、反対側も行いましょう。
エアープレイン・ローテーション
1:ゴルフクラブを右手に持ち、身体の前に立てます。
2:右足を地面から浮かせて身体の後方に上げ、左足で立ちます。
3:身体が床と平行になるまで、前に屈みます。この時、右手のクラブで身体を支えましょう。
4:左ひざが身体の内側に入らないよう注意してください。
5:体の軸を意識しながら、状態を右側に回します。
6:ヘソから動かして、身体を床に向けるように戻し、反対側も行います。
※浮かせている足から頭までは、常に一直線をキープします。
いかがでしたか? 今回のメニューでは、骨盤を中心とした可動性と、バランス感覚を同時に鍛えることができます。久しぶりのゴルフに備えて、自宅のちょっとしたスペースでチャレンジしてみましょう。
(協力/ケアくる)
■ 齋木 拓(さいき・たく) プロフィール
鍼灸師/あん摩マッサージ指圧師/柔道整復師/日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
スポーツ整形外科、会員制スパ&フィットネスクラブ等で治療や運動指導の経験を積む。アスリートからスポーツ愛好家まで、幅広い年齢層への治療やリハビリテーションを通じて、日常生活やスポーツ競技への復帰をサポートしている。 痛みや不調に合わせ「より効率的な身体の使い方」ができるよう、鍼灸の東洋医学的視点からセルフケアやエクササイズ、食事にまで及ぶ総合的なコンディショニングを身上とする。https://carecle.com/detail/201 クリニックオフィシャルサイト:http://www.loople.jp/