プラス1

「背骨」意識してますか? 正しい姿勢でスコアアップ

2020/06/25 13:00
“背骨”をしっかり使えていますか?(提供:写真AC、クリエイター:toyaさん)

多くのゴルファーに共通する身体の悩みとして、「背骨の可動域の狭さ」が挙げられます。背骨を柔軟に動かすことができないと、猫背で前かがみの姿勢になり、正しいアドレス姿勢を保つことが困難になります。

そこで今回は、背骨の可動域を広げるエクササイズを3つ紹介します。

背骨回旋&合掌エクササイズ

背骨回旋&合掌エクササイズ(提供:ケアくる)

1:両ひざを床につき正座の姿勢をとり、身体を前に倒して両ひじと手を床につけます。

2:腰を回転させて左肩の外側を床につけ、左手を身体の右側に伸ばします。

3:右手は天井に向けて伸ばして、背中のストレッチをします。

4:さらに顔の前で両手を合わせ、押し合うことでストレッチ感が増します。

5:反対側も同様に行いましょう。

コブラトレーニング

コブラトレーニング(提供:ケアくる)

1:うつ伏せの状態で、両手のひらを天井に向け、体の脇にセットします。

※写真のように、両ひざの間にボールや丸めたタオルを挟むと背中を意識しやすくなります。

2:骨盤を床につけたまま、胸と頭を持ち上げます。

3:手のひらを返すように肩甲骨を内側に寄せると、背中の筋肉(広背筋)を意識することができます。

4:胸が床から離れた姿勢で、5秒ほどキープします。

5:ゆっくりと身体を下ろし、最初の姿勢に戻します。5~10回繰り返しましょう。

サイドプランク・ローテーション

サイドプランク・ローテーション(提供:ケアくる)

1:左の前腕で身体を支え、右手は頭の後ろにセットして、サイドプランクの姿勢をとります。

※右足は左足の前に置き、胸を開くように身体を床に対して垂直にするのがポイントです。

2:ゆっくりと骨盤、おへそ、胸の順番で床に向かって回転させて、5秒キープします。

※肘や胸から動かすと、背中が丸くなってしまうので注意しましょう。

3:5秒キープしたら、ゆっくりと身体を床と垂直の姿勢に戻します。

4:5回を1セットとし、反対側も同様に行いましょう。

背骨の可動域が広がれば、正しいスイング姿勢が身につき、動きもスムーズになります。筋力をつけるだけでなく、姿勢改善エクササイズでスコアアップを目指しましょう。

(協力/ケアくる

■ 齋木 拓(さいき・たく) プロフィール

鍼灸師/あん摩マッサージ指圧師/柔道整復師/日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
スポーツ整形外科、会員制スパ&フィットネスクラブ等で治療や運動指導の経験を積む。アスリートからスポーツ愛好家まで、幅広い年齢層への治療やリハビリテーションを通じて、日常生活やスポーツ競技への復帰をサポートしている。 痛みや不調に合わせ「より効率的な身体の使い方」ができるよう、鍼灸の東洋医学的視点からセルフケアやエクササイズ、食事にまで及ぶ総合的なコンディショニングを身上とする。https://carecle.com/detail/201 クリニックオフィシャルサイト:http://www.loople.jp/