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日焼けしたら水分補給…正しい対処法を知っていますか?

2020/09/03 13:00
日焼けしたらケアしましょう(提供:写真AC、クリエイター:FineGraphicsさん)

前回は、日焼けが体に及ぼす影響について解説しました。今回は、日焼け後の最適な対処法を紹介します。

日焼けはやけどの一種なので、予防も非常に大切ですが、その後のケアが重要です。ケアを怠ると肌のシミや、乾燥、シワ、皮膚の炎症、水膨れなどを引き起こす原因になります。

冷却

冷たい水で濡らしたタオルや、ガーゼなどで包んだ保冷剤で、患部を冷やしましょう。日焼けの範囲が広い場合は、冷たいシャワーを浴びるのも効果的です。

また、翌日に水膨れになることがあるため、日焼け後は“すぐに”冷やすことがポイントです。

すぐに冷やしましょう!(提供:写真AC、クリエイター:みいあさん)

ただし、冷水を急にあてると肌に負担がかかるため、冷たすぎない温度に設定しましょう。すでに水膨れや、頭痛・吐き気などがある場合は病院で診察を受けてください。

水分補給

日焼けによって、肌や体内の水分が奪われます。日焼けしたあとは、意識して水分を摂取しましょう。

カフェインが含まれているコーヒーやお茶、アルコールには利尿作用があるため、脱水を助長する可能性があります。水やノンカフェイン飲料が良いでしょう。

保湿

日焼けした肌は乾燥し、敏感な状態にあるため、化粧水で十分に保湿してあげましょう。つけるときは擦ったり、叩いたりせずに、優しく肌になじませてください。

保湿はしっかりと!(提供:ぱくたそ、model by 完伍)

美白成分のひとつであるビタミンCや、エタノールが入っている化粧水は、肌に刺激を与えてしまう可能性があるため、低刺激性の化粧水がいいでしょう。それでも刺激を感じたら、日焼け用の軟膏やクリームがおすすめです。

睡眠

肌は、寝ている間に分泌される成長ホルモンによって修復されます。睡眠不足は老化を予防する抗酸化力低下にもつながりますので、日焼けした当日は十分な睡眠をとるよう心掛けてください。

栄養

美白効果のあるビタミンC、E、ポリフェノールや抗酸化作用のあるビタミンA、C、E、皮膚や粘膜を強くする作用のあるビタミンA、B群を積極的に摂りましょう。

これらは紫外線対策にもなるため、普段から摂取したい栄養素です。

うなぎもいいらしいですよ♪(提供:ぱくたそ、photo by すしぱく)

ビタミンA:レバー、うなぎ、卵黄
ビタミンB1:豚肉、うなぎ、玄米
ビタミンB群:レバー、納豆、しいたけ、にんにく、マグロ、カツオ、あさり、牡蠣、うなぎ
ビタミンC:パプリカ、ブロッコリー、キウイ
ビタミンE:アーモンド、落花生、モロヘイヤ
ポリフェノール:赤ワイン、緑茶、高カカオチョコレート(カカオ70%以上)

美白ケア

ビタミンCは肌を白くする働きがありますが、酸化しやすく、化粧品に配合されていても、効果が十分に発揮されないことがあります。

肌状態が落ち着いてきたら、ビタミンCを肌の奥まで浸透させる「ビタミンC誘導体」を含んだ化粧品がおすすめです。

また、美白効果と同時に、炎症を抑える作用のあるトラネキサム酸を配合したケア商品もいいでしょう。

日焼け後の肌は敏感な状態になっているため、かいたり、無理に皮をむいたりすることは避けてください。かゆみを引き起こす原因は乾燥です。肌を清潔に保ち、しっかりと保湿することでかゆみは和らぎます。

肌ダメージを放っておくと、秋冬に乾燥や吹き出物ができやすくなります。肌老化の8割は紫外線によって引き起こされるため、これらの対処法を理解し、いつまでも若々しくゴルフを楽しみましょう!

(協力/ケアくる

■ 倉内夕(くらうち・ゆう) プロフィール

TotalBeautySalon Hariest 代表。はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師、ビューティーアドバイザー、オリエンタルリンパドレナージュセラピスト。20代前半に自律神経失調症・パニック障害を併発。その際、東洋医学に魅力を感じ、鍼灸あん摩マッサージ指圧師を志す。専門学校を卒業後、美容鍼灸サロン「ハリジェンヌ」に入社。退社後、プライベートサロンを開業し、エステと美容鍼を融合させた施術を行っている。Instagram