足の疲れを軽減! ふくらはぎをサポートするテーピング
ゴルフは歩くスポーツです。歩く時間も長く、アップダウンの激しいコースでは、ふくらはぎに大きな負担がかかります。
今回はゴルフだけでなく、普段から使えるふくらはぎのテーピング方法を紹介します。長時間のウォーキングをする方や、足がつりやすい方にもおすすめです。
ふくらはぎが張るとどんな影響がある?
ふくらはぎの筋肉で一番大きく、よく使われる筋肉を下腿三頭筋(かたいさんとうきん)といいます。足首やひざの動き、また姿勢を維持するのに重要な筋肉です。
下腿三頭筋が硬くなると、足首の柔軟性が失われ、傾斜でバランスを取ることが難しくなります。また踏ん張りがきかない原因にもなります。
テープの貼り方
1:長さ45cm程度(かかとの裏からひざ下くらい)にカットした幅50mmのキネシオテープ2本を用意します。
2:足首を直角の状態にします。
3:テープ片側の剥離紙を5cmほど剥がし、かかとの裏に貼ります。
4:テープはひっぱらず、かかとの後ろからアキレス腱を通り、下腿三頭筋に沿って、ふくらはぎの内側に貼りつけます。
※ひっぱりながら貼ると足首の動きを制限してしまうので注意しましょう。
5: 2本目はかかとの下で1本目のテープと重ね、下腿三頭筋に沿ってふくらはぎの外側に貼ります。2本のテープがV字状になれば完成です。
※ひとりで貼る場合は、椅子や台座に足を乗せて行いましょう。
このテーピングにより、立ち上がった時に踏ん張りやすく、歩く時には地面を蹴る動きがサポートされます。
またふくらはぎは「第2の心臓」とも呼ばれ、血液の循環に重要な働きがあります。ふくらはぎの筋肉を動かすことで、下半身にたまった血液を心臓へ返す力が生まれます。
血液の循環が悪くなると足がつったり、疲労がたまりやすくなるため、テーピングでしっかりケアしましょう。
(協力/ケアくる)
■ 森田 悠太(もりた・ゆうた) プロフィール
柔道整復師/鍼灸師/日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
接骨院にて様々な外傷・障害の処置からリハビリテーションまでを包括した臨床経験を積んだ後、スポーツや芸術・エンターテイメントの現場へ活躍の場を広げている。西洋医学的な視点と東洋医学的な視点を駆使してその人に合った治療を探していくことに尽力している。
https://carecle.com/detail/1263クリニックオフィシャルサイトhttp://www.loople.jp/